先週フランスで行われたドーヴィル・アメリカ映画祭で、『Whiplash(原題)』が最優秀賞と観客賞を受賞した。サンダンス映画祭で観客賞、審査員賞を受賞した同作品は、オスカーレースに向かって着実に勢いをつけている形だ。

『Whiplash(原題)』の監督は、今作で本格的デビューを果たすデミアン・チャゼル。映画は、名門音楽院のスパルタ教師(J・K・シモンズ)と、彼の指導に苦しめられる男子学生(マイルズ・テラー)をめぐるドラマだ。

審査員賞に輝いたのはフィリップ・ファラドー監督の『The Good Lie(原題)』。スーダンからアメリカに移住した難民たちの生活を描く感動のドラマで、リース・ウィザースプーン、コリー・ストール(『ハウス・オブ・カード 野望の階段』)らが出演する。批評家賞にはデビッド・ロバート・ミッチェル監督の『It Follows(原題)』が輝いた。

文:猿渡由紀

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