27型の「HORIZON 2」

レノボ・ジャパンは、卓上に水平にセッティングすることで複数の人が取り囲んで使えるテーブルPC「HORIZON 2」「HORIZON 2e」を、10月中旬に直販サイトで、10月下旬に一部の家電量販店で発売する。価格はオープンで、実勢価格は27型の「HORIZON 2」が20万円前後、21.5型の「HORIZON 2e」が13万円前後の見込み。

発表会では、コンシューマデスクトップ製品担当の藤井宏明氏が、「これまでデスクトップPCは、ハイスペックであることやデザインの奇抜さにこだわってきたが、『HORIZON』はそれらと一線を画している。タッチ&ジェスチャーで、誰でもどこでも使える新しいカテゴリをつくろうと思い、開発した」と、新たな用途や使い方を提案する製品だと紹介した。

「HORIZON 2」「HORIZON 2e」は、専用のマルチユーザーインターフェース「AURA(オウラ)」を搭載。アプリを立ち上げると、写真、動画、音楽、教育、ゲーム、アプリ、App Shopの七つのツールを配置したサークルを表示。このサークルを指で回したり、タップして起動したりする直感的な操作が売りだ。

例えば、写真ツールを起動すると、PCに保存した写真のサムネイルがメニューのサークルに沿って弧を描くように並ぶ。写真を指でスライドして引き出したり、ピンチイン/ピンチアウトで拡大/縮小したりできる。

Android端末との連携機能も搭載。専用アプリ「Aura app」を端末にインストールして起動すると、Wi-Fi Directで「HORIZON」と接続できる。「Aura」上にはAndroid端末のサークル状のメニューを表示し、Android端末内の写真や動画を「HORIZON」で閲覧できる。また、タブレット端末「YOGA TABLET」を振ると、新しい写真から1枚ずつ「HORIZON」に転送・表示する機能も備えている。

Android端末内の動画再生にも対応。同時再生はできないが、フルHD解像度で動画を楽しめる。コード接続がいらず、さらに直感的に操作ができるので、家族で撮った旅行などの写真をみんなで閲覧するときに便利だ。端末は最大4台まで同時接続できる。

ゲーム専用の「ストライカー」と「ジョイスティック」が付属。ほぼエアホッケーゲーム専用の「ストライカー」は、で、液晶の上で滑らせると画面に表示するホッケーのパックを打つことができる。「ジョイスティック」は底面が吸盤になっていて、液晶に固定してレバーを倒して操作する。ゲームは「Air Hockey」や「Fishing Joy」などをプリインストールする。

OSはWindows 8.1。Microsoft Officeをプリインストールするほか、マウスやキーボードが付属する。「Lenovo HORIZON 2」には、初回1000台限定でテレビチューナーが付属し、テレビ視聴も楽しめる。内蔵バッテリは、フル充電で3時間駆動する。