2. 「シャッタースピード」「手前にピント」「自分を信じる!」

いいレンズを手に入れたら、やっと、テクニックや、心構えの出番です。

ショーやパレードで、いい写真を撮影するコツは、大きく3つあります。

(1)シャッタースピードを1/400以上に固定する
(2)手前側の被写体にピントを合わせる
(3)自分の感性をとことん信じる

 

シャッタースピードは1/400以上を目安に

カメラ : D7000 | レンズ : AF NIKKOR 80-200mm f/2.8 ED | 設定 : 200mm f5.6 1/400 ISO250 ©Disney
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第一に、シャッタースピードです。

ショーやパレードでは、キャラやダンサーが激しい動きをします。

シャッタースピードが遅いと、撮影者がいかに石像のように盤石にカメラを構えても、被写体ブレを起こします。

私の経験からすると、動きの激しいダンサーを撮影するのであれば、1/400以上はほしいところです。

くまのプーさんとかイーヨーとか、ゆったり動くキャラが対象であれば、1/200でも充分でしょう。

シャッタースピードを速くすると、曇りや夕方の場合、光量が足りずにISO感度が上がるかもしれません。

でも、ISO400、800になって多少画質が低下しても、被写体ブレを起こすよりは遙かにマシです。

 

主役を手前に配置する構図がおすすめ

ピントは中央のダンサーに合っている。悪くはないが、いまいち締まりのない印象に ©Disney
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主役にしたい被写体を、一番手前に置いて、構図を決める。メリハリがつきやすい ©Disney
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第二に、ピントは手前側の被写体に合わせる、という鉄則があります。後方(奥)に行くほどボケが強くなる構図のほうが、しっかりピントが合っている印象になります。

応用で、撮影したい対象がはっきりしているなら、その被写体がいちばん手前にくるように構図を決めれば、いい写真になります。

これはどんな教科書に書いてある基本中の基本なので、知らなかった方は、ぜひ覚えてください。

特別な事情がない限り、ピントはいちばん手前の被写体に合わせます。

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