会見より。左から、大和悠河、貴城けい、湖月わたる、姿月あさと、峰さを理、麻路さき、和央ようか、朝海ひかる、水夏希 会見より。左から、大和悠河、貴城けい、湖月わたる、姿月あさと、峰さを理、麻路さき、和央ようか、朝海ひかる、水夏希

「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇100周年記念OGバージョン」の製作発表が9月17日に都内で行われ、元宝塚歌劇トップスターの峰さを理、麻路さき、姿月あさと、和央ようか、湖月わたる、水夏希、朝海ひかる、貴城けい、大和悠河が会見に顔を揃えた。

「ブロードウェイミュージカル『シカゴ』宝塚歌劇100周年記念OGバージョン」チケット情報

ブロードウェイのヒット作『シカゴ』を、世界で初めて女性だけのキャストで演じるミュージカル。1920年代のシカゴを舞台に、センセーショナルな事件の容疑者として注目を集める悪女ふたり、ロキシー・ハートとヴェルマ・ケリーが悪徳敏腕弁護士のビリー・フリンを味方につけ、“悲劇のヒロイン”の座を奪い合うというストーリーだ。ビリー役に峰さを理、麻路さき、姿月あさと、ヴェルマ役に和央ようか、湖月わたる、水夏希、ロキシー役に朝海ひかる、貴城けい、大和悠河と元宝塚のトップがトリプルキャストで出演する。

男性弁護士役の峰は「宝塚の男役を意識してしまうと、人間でなくなるというか……。ありますよね、宝塚の男役って」と会場を笑わせながら、「宝塚の男役の形ではなく、人間ビリーを演ずれば、自ずとシカゴの中のビリーになっていける。そんなふうに取り組むつもり」とコメント。同じくビリー役の麻路と姿月も「女性が歌うのでキーなどは女性向けに書いていただいているが、それ以外は他の国の(男性が演じる)ビリー・フリン役に負けないようにやっていきたい」(麻路)、「ブロードウェイに行った時に、『シカゴ』のプロデューサーの方から、“この女性だけのシカゴが成功したら、ブロードウェイの女性キャストがビリーをやりたいというようになれば面白いね”と言っていただいた。この作品には男と女が融合したような不思議な世界観がある。アクトレスが男性の役をやることに興味がわく、その第一歩になれば」(姿月)と、それぞれ意気込みを話した。

公演は11月1日(土)から9日(日)まで東京国際フォーラム ホールC、11月19日(水)から30日(日)まで梅田劇術劇場 メインホール、12月5日(金)から7日(日)愛知・刈谷市総合文化センター 大ホールにて。その後、12月には再び東京国際フォーラム ホールCでの凱旋公演も決定している。東京凱旋公演のチケット一般発売は9月28日(日)午前10時より。チケットぴあでは一般発売に先がけてインターネット先行先着「プリセール」も実施中、9月26日(金)午後6時まで受付。