NTTドコモは、9月19日に「iPhone下取りプログラム」の適用範囲を拡大し、ドコモのiPhoneも下取りする。また、対象購入機種を、iPhoneを含むすべて(「dtab」除く)に拡大する。

「iPhone下取りプログラム」は、当初は他社からの乗換え(MNP)限定で、いま使っている他社のiPhoneを下取りし、ドコモポイントをプレゼントするかたちで端末代から割り引く、という内容だった。しかし、他社に対抗するために、機種変更でも、ドコモの「iPhone 5s/5c」に限って下取りすることにした。実施期間は9月19日~10月31日。

10月31日まで、下取り額は最大4万円(税込み4万3200円)相当に増額する。MNPの場合、「iPhone 5s」の64GBは4万円、32GBは3万8000円、16GBは3万6000円、「iPhone 5」の64GBは3万円、32GBは2万8000円、16GBは2万6000円、機種変更の場合、「iPhone 5s」の64GBは3万円、32GBは2万8000円、16GBは2万6000円相当でそれぞれ下取りする(いずれも良品の場合)。画面割れ品の場合は、下取り価格は最大1万2000円相当に下がる。店頭で検品し、そのまま下取りに出す場合は、端末代の割引に利用できるドコモポイントをその場で付与する。郵送方式の場合は、後日一括でドコモポイントを付与する。

ドコモとは逆に、当初、下取りは機種変更限定だったKDDI(au)は、期間限定で、MNPを利用して契約する際に他社の携帯電話を下取りする「下取りキャンペーン」を追加で実施すると発表。ポイントで付与する下取り価格も、他社と同じ最大4万3200円相当とした。「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」の販促のために、各社とも「下取り」に力を入れており、最終的に、下取りの内容や下取り価格は3社ともほぼ横並びになっている。