検査で分かる原因と、「原因不明不妊」

不妊の原因は人それぞれです。

女性に原因がある場合は、子宮に何らかの問題がある場合がほとんどです。
こちらに関しては、治療をすることで解決するものもあります。

・ホルモンの問題
・子宮の問題

など、まずはその原因を知ることが妊活を前進させるために大切なことになります。

男性の場合は、精子に何らかの問題がある場合がほとんどです。

・精子の奇形の問題
・精子の運動率の問題

など、こちらも検査で原因がわかることが多いので、原因を知ることで妊活を前進させることができます。

こうして検査を受けて原因がわかることもありますが、一通りの検査を受けてもわからないものもあります。
「ピックアップ障害(卵巣から飛び出した卵子を卵管がキャッチできない障害)」などはその代表例で、検査を受けても原因を特定することができません。それらを「原因不明不妊」とも呼びます。

「なかなか妊娠しないけど、なぜだろう?」と思ったら、まずは夫婦で検査を受け、それぞれの状態を知ることで、今後の妊活をどのようにしていくか、という方針が決めると良いと思います。

あともう1点、心理カウンセラーとして見逃せないのが、男女共に言われている、ストレスと不妊の関係。
ある研究では、ストレスにより不妊の確率が2倍になる、という結果も出ています。
ストレスとどう向き合うか、ということは妊活においてもとても重要な事項と言えるでしょう。

 

【今井 さいこImai Saiko】
1979年生まれ、慶應義塾大学文学部心理学専攻卒業。 2009年より個人向け心理カウンセリングを開始。 自身の妊活経験から、「妊活中も、妊活以外の女性としての楽しみを充実させたい」と感じたことから、2013年より妊活WOMAN向け心理カウンセリングを開始。LIB Laboratory代表

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