2)他のママ友たちと比較してしまう自分…

<体験談>
もうすぐ二歳になる息子がいます。一歳過ぎですぐ歩き、指差しもできて言葉も早いかと期待しましたが、毎日話し掛けているのに、なかなか喋れるようにならず悩んでいます。ママ友の子供(うちより月齢が遅い女の子)は、一歳半から二語文を話します。
彼女に悪気はないんでしょうが、娘の成長や環境が誇らしいのでしょう、「◯◯(ママ友の子供)が**って言ったよ!」とか「旦那や旦那の親が可愛がってくれるから○○は成長が早い」とか、会うたびに話してきます。わたしは旦那の親とは疎遠ですし彼女もそれは知っています。先日彼女から「今度遊ぼう!」とメールがきましたが、正直今は会いたくないです。会うとまた息子が惨めになるからです。

<アドバイス>
当たり前ですが、「お子さんはお子さん」「他の子は他の子」なので、他の子供さんと比べること自体、する必要はないんです。だって一人ひとり成長の度合いは違いますから。他の子供さんを「気にする」ということは、意識がお子さんではなく「よそのお子さん」に向いているということです。
お子さんが“何ができるか?”にスポットを当てるのではなく、“お子さんの存在そのもの”にスポットを当ててみてください。つらい出産を乗り越えて、今ママになったこと。お子さんがあなたのもとに生まれてきてくれたこと。それ以上の感動はないと思いますよ。お子さんの笑顔や一緒にいられることが一番の宝物ですから。

 例えば、中学生や高校生のお子さんがいる方の場合、○○高校に進学した、○○大学に入学したと、ママ友同士で一喜一憂している方もいるかもしれません。ですが、それは「子供=自分」になっています。入学したのはお子さんであり、通学するのもお子さんです。それはお子さんが“どれだけ達成したか?”という成果主義の考え方なんです。その子の性格や気持ちなど、その子の本来の価値は成果や達成では計れないところにあります。
お子さんをあなたの自慢のためのカードとして見ることは、その子の本当の価値に気付けない、ということなんです。