『弱虫ペダル Re:RIDE』 (C)渡辺航(週刊少年チャンピオン)/弱虫ペダルRR製作委員会

「ぴあ」調査による2014年9月19日、20日のぴあ映画初日満足度ランキングは、週刊少年チャンピオンで連載中の人気コミックをアニメ化した『弱虫ペダル Re:RIDE』がトップに輝いた。2位に浅田次郎の同名短編小説を中井貴一主演で映画化した『柘榴坂の仇討』が、3位に『ももいろそらを』の小林啓一監督による『ぼんとリンちゃん』が入った。

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1位の『弱虫ペダル…』は、渡辺航の人気コミックをアニメ化したテレビアニメ第1シリーズに、新カットを加えて再編集した劇場版。オタク少年の小野田坂道が、自転車ロードレースと出会い、全国大会を目指す姿が描かれる。出口調査では「この作品をきっかけにロードバイクに興味を持った。劇中での熱い走りがたまらなくよかった!」「原作になかった新カットがあって嬉しい。アニメ第2期がますます楽しみになった」「見どころは新しいカット。東堂と巻島の絡みがおもしろかった」「ストーリーのおもしろさと、特徴が際立った魅力的なキャラがたくさん出てくるのが『弱虫ペダル』の魅力」「期待通りの出来でカッコイイ!ロードバイクが欲しくなった」「不器用だけど仲間想いのキャラクターたちの魅力がたっぷりと詰まっていて最高!」などのコメントが寄せられ、10代、20代の女性を中心に、作品ファンからも圧倒的な支持を集めた。

2位の『柘榴坂の仇討』は、主君・井伊直弼を暗殺され、仇討ちだけを考え続けてきた男の物語。観客からは「日本人の魂を垣間見たよう。武士の尊厳、ひたむきに生きることの素晴らしさが伝わってきた」「涙が出た。もう一回観たいと思うほど良い映画。中井貴一も阿部寛も演技が素晴らしい」「ジワジワと心をしめつけるものがあった。ラストシーンは特に切なくて、うるっときた。キャストはみなさん素晴らしくて、特に広末涼子のイメージが変わった」「武士の志が最後まで一貫していて、日本の良いところを感じられた。日本人としてあの時代に生きていた人の心を体感できた」「日本人として忘れてはいけない“義”というものを感じた。立場は違っても尽くすという姿に学ぶものがあった」など、40代以上の観客から支持された。

(本ランキングは、9月19日(金)、20日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)