ディズニー直営でない東京ディズニーリゾート。スタバ出店の可能性は低い

日本経済新聞の報道(※1)によると、今年9月23日、米国のスターバックスが日本のスターバックスコーヒージャパンを完全子会社化すると発表しました。今後、日本のスターバックスは米国法人によって運営されることになります。

では米国のディズニーパークと同様に、東京ディズニーリゾートにもスターバックスが出店する可能性はあるのでしょうか。

結論から言うと、出店の可能性はかなり低いと思われます。

まず米国のパークと東京ディズニーリゾートの決定的な違いは、ディズニーによる直営かどうかです。

東京ディズニーリゾートはオリエンタルランドとディズニーとのライセンス契約によって運営されています。

つまり東京はディズニー直営ではなく、フランチャイズのパークなのです。米国のパークで導入が進んでいるものが、すぐに東京に来るわけではありませんし、最終的な決定権はオリエンタルランドにあります。

※1 日本経済新聞 (2014/9/24 8:07)「米スターバックス、日本法人を完全子会社化 1000億円で」

 

スターバックス出店の足枷になる3つの要素

東京ディズニーランドのワールドバザールにある「センターストリート・コーヒーハウス」。ここはUCCがスポンサーになっている。©Disney ®UCC

それ以外にも東京ディズニーリゾートにスターバックスが進出しないと考えられる理由が3つあります。

一つ目は、東京ではコーヒーメーカーとしてUCC上島珈琲がオフィシャルスポンサーとして入っているためです。

東京の場合、カフェやレストランで提供されている紅茶やコーヒーはUCCのものになっています。スターバックスの出店はUCCの売り上げの減少につながってしまうからです。

 

東京ディズニーリゾートのレストランで提供されている紅茶のティーバッグ。「霧の紅茶」はもちろんUCCの紅茶ブランドである。©Disney ®UCC
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