キノコ型のアタッチメントが特徴的なシャープのふとん乾燥機「UD-AF1-W」

梅雨のふとんケアに関する悩みは、“ふとん乾燥機”が解決してくれる。部屋は湿気が多く、外は雨が降ってばかりでも、健康のためにダニ対策や湿気対策は欠かせない。今回は、性能・機能と価格のバランスがとれたミドルクラス(1万円前後)の製品群から、マットを使用しない、手軽な使い心地の製品を4点紹介する。

まずは、立体ツインノズルを搭載した、アイリスオーヤマのふとん乾燥機カラリエシリーズ「KFK-W1」。2組のふとんを同時に温め、乾燥できるほか、靴も2足同時に乾かせる。1枚の布団なら、足元から胸元まで温風が素早く行きわたる。サイズは高さ360×幅168×奥行き195mmで、重量は2.2kgと非常に軽く持ち運びやすい。

次は、胞子を遠くに届けるキノコの形状を応用したアタッチメントが特徴的な、シャープのふとん乾燥機「UD-AF1-W」。キノコの傘で掛けふとんを持ち上げて、温風を広い範囲に届ける。プラズマクラスターによる消臭効果も期待できる。空気清浄化運転や部屋干し消臭乾燥、靴の消臭乾燥など、機能も多彩だ。重さは4.0kgで、本体のサイズは高さ386×幅243×奥行き243mm。

そして、デザインが最も独特なのは、象印マホービンのふとん乾燥機「RF-AC型」だろう。重さは4.1kgでやや重いが、マットだけでなくホースなどのアタッチメントを使用しないため、本体のサイズは高さ350×幅280×奥行き130mmと非常にコンパクト。ホースがなくても吹き出し口の角度を変えて大口でパワフルなので、ふとんをすみずみまで温められる。送風運転で部屋干しや靴の感想にも使える。

最後は、日立のふとん乾燥機「アッとドライ(HFK-VH880)」。二股に分かれて左右に広がる「ふとん乾燥アタッチメント」が特徴だ。ふとんを挟み込んで裏面までケアできる。サイズは高さ338mm×幅283mm×奥行き217mmだが、すべてのアタッチメントや付属品が本体内に収納できる。その状態での重さは4.3kg。

ふとん乾燥機には、ふとんをケアするだけでなく、梅雨の部屋干し対策や、靴を乾燥・脱臭するといった効果も期待できる。また、春は花粉対策で部屋干しが増え、夏は湿気が多く、秋はゲリラ豪雨や台風で外に洗濯物を干せず、冬はふとんが冷えているなど、年間を通して活躍できる家電だ。一度使ったら、その便利さから離れられなくなるだろう。