『るろうに剣心 伝説の最期編』大ヒット御礼舞台あいさつに登壇した佐藤健

現在公開中の『るろうに剣心 伝説の最期編』の大ヒット御礼舞台あいさつが23日に、東京・新宿ピカデリーで行われ、主演の佐藤健と大友啓史監督が登壇。この日、同作に加えて2012年に公開された第1作『るろうに剣心』、8月1日に封切られた『るろうに剣心 京都大火編』の累計興収が100億円を突破したことが明らかになり、佐藤は「みなさんが作ってくれた記録です」と感謝しきりだった。

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また、剣心の師匠・比古清十郎を演じる福山雅治から、大ヒットを祝福するコメントが到着。「撮影中に目を怪我させてしまった」という詫びのコメントに対し、佐藤は「福山さんは本当に気をつかってくださった。怪我をしても当たり前の現場でしたから」と“先輩”の優しさに感激していた。

佐藤にとって、自身が演じた主人公・緋村剣心は「人生の師匠」だといい、「俳優なので、いつまでも剣心、剣心と言ってはいられないが、迷ったり、理不尽なことを言われたりしたとき『剣心ならどうするか?』と考え、正解を導いてくれる指針になっている」と思い入れは格別。剣心との別れを惜しみつつ、「お疲れと言いたいし、剣心には幸せになってほしいですね」と労をねぎらった。

9月22日の時点で、『…京都大火編』が49億8376万1000円、『…伝説の最期編』が23億6459万3900円を記録する好調ぶりに、大友監督は「映画は観てもらってなんぼ。しんどい思いでつくりあげた作品なので、スタッフも喜んでくれている」。このままのペースで数字を伸ばせば、今年公開した2作品での興収100億円突破も十分に射程圏内といえそうだ。

『るろうに剣心 伝説の最期編』
公開中

取材・文・写真:内田 涼