平日の夜から混雑し、土日はかなりの人出になる『士林夜市』。人気店は行列覚悟で

台湾を代表する夜市と言えば、なんといっても「士林夜市」。

台北市内だけでも夜市は数多くあり、それぞれに特徴があるが、士林はずば抜けて規模が大きい。食べ物はもちろん、衣類、雑貨、ゲーム、占いなどを網羅した総合エンターテイメント夜市だ。

今回はそんな士林夜市のすぐ裏手に子供の頃から暮らしている友人に「本当に美味しい士林グルメ」を教えてもらった。

 生炒花枝(シェンツァオホアズー)

士林夜市の『地下美食区』に一歩入れば、そこはグルメワンダーランド。生炒花枝は地元っ子の故郷の味

士林夜市へのアクセスはMRT淡水線で。士林駅という名前の駅があるので紛らわ
しいのだが、士林夜市の最寄り駅はそのひとつ手前(台北寄り)の劍譚駅だ。

ここから人の流れに沿って歩くと数分で巨大な士林夜市の看板が迎えてくれる。

まずは士林っ子が幼い頃から食べているという「生炒花枝」。

鰹節のきいた濃厚なあんかけに肉厚なモンゴウイカとタケノコのスライスがたっぷり入っている。台湾らしい甘めの味付けで食べごたえがある。

士林伝統の味なので、ぜひ体験してほしい。

士林夜市の地下にある巨大フードコード『美食区』で食べることができる。地元っ子いわく「どの店も美味しい」ので、混雑している店を選べばOKだ。

士林夜市美食区(スーリンイェスー メイシーチュー)
台北市基河路101號(士林美食区内)
TEL:02-28815557(士林夜市) 15:00~24:00頃 無休

 蚵仔煎(オアジェン)

パリッと焼き上がった皮が香ばしい『忠誠號』の蚵仔煎。タレは店のオリジナルで、ピーナッツ風味

前項の「生炒花枝はどの店で食べても美味しい」と言う地元っ子も、蚵仔煎(牡蠣オムレツ)にはこだわりがあるようだ。

士林に来たらかならず食べたいのが老舗『忠誠號』の蚵仔煎。オーソドックスだが、とにかく牡蠣のボリュームがすごい。ひとつひとつは台湾独特の小粒の牡蠣なのだが、たっぷり入っているので人気があるのだ。

また、昨今は柔らかさを追求する蚵仔煎も多いが、生地をカリッと焼き上げているところが老舗のこだわり。ソースはピーナッツのような風味で食べやすい。

忠誠號(ジョンチェンハオ)
台北市基河路101號(士林美食区内)
TEL:02-28815557(士林夜市) 15:00~24:00頃 無休

麵線(ミェンシェン)

伝統の味を守り続ける『阿亮麵線』。小粒の牡蠣と大腸は臭みもなく食べやすい

地下美食区を抜けて裏手に回ると、ぐっと庶民的な士林夜市が顔を出す。人通りは多いのだが、慈誠宮という廟の周辺には昔からの変わらない屋台が軒を連ねていて懐かしさが漂う。

そのなかに老舗の『阿亮麵線』がある。70年代にできた屋台で、士林っ子はこれを食べて育ったと言っていい。

小さな屋台は廟前の赤ちょうちんに囲まれて、常に縁日のようににぎわっている。カウンターに数席と、テーブル席が少し。週末のピーク時はしばらく待たないと食べられない。

小粒の牡蠣とほどよく煮込まれた大腸が入っていて、味はまろやか。日本人旅行者でも食べやすい麵線と言えそう。テンプラと呼ばれるさつま揚げも人気があるので試してほしい。

阿亮麵線(アーリャンミェンシェン)
台北市大南路84號
TEL:02−2881-6860 15:30~24:00頃 火曜休