豆花(ドウホア)
士林には常に流行を先取りした若者向けの食べ物や雑貨があふれているが、伝統を守り続ける老舗も多い。
たとえば士林夜市のはずれにある『建發號』は由緒正しき豆花の店。食後のデザートに立ち寄るにはちょうどいい。
豆花は豆の味がしっかり際立つ伝統の味。トッピングも豊富なので数人で訪れて食べ比べるのも楽しい。
店構えも積年を感じさせるが、中には入ってさらにびっくり。この店はスイーツ店であると同時におもちゃ屋さんでもあるのだ。
入り口には所狭しと招き猫や子供向けのおもちゃが置いてある。店内にはレトロな玩具も数多く展示されていて、おもちゃコレクターが見たら喜びそうな物も多い。
建發號(ジェンファーハオ)
台北市大北路55號
TEL:02-2883-0800 12:00~22:00 月曜
珍珠奶茶(ジェンジューナイチャー)
士林で話題のタピオカミルクティーがあると聞いて訪れてみた。
おしゃれな店構えの『珍珠丹』の前には長蛇の列。銀行のように番号札を取り、店の前の電光掲示板を見ながら自分の番号が呼ばれるのを待つシステム。
一番人気は黒糖ミルク味。黒糖と言っても甘さ控えめで、さらに自分の好きな飲み方にカスタマイズできる。
たとえば、氷のあり・なしを選んだり、甘さを十段階の中から選んだり…。大事なのは、太いストローを刺す前にしっかり混ぜること。上下にゆらしながらミルク、タピオカ、黒糖をよく混ぜる。甘すぎない香り高い黒糖と、大きくて弾力のあるタピオカは絶品。
ただし1杯だけでお腹いっぱいになってしまうので友人とシェアするのもおすすめ。
珍煮丹(ジェンジューダン)
台北市大北路54號
11:00~22:30(金土は23:30まで) 無休
雪花冰(シュエホアビン)
夏に向かって、士林の冷たいスイーツもおさえておきたい。
士林の老舗かき氷店と言えば、地元っ子に絶大な人気を誇る『辛發亭』だ。台北市内には高級かき氷店も多々あるが、ここは安心の夜市プライス。それでいて十分なボリュームと美味しさを体験できる。
フレーバーも豊富で、台湾ならではの青マンゴーなど、珍しいトッピングが人気。タロイモや小豆といった伝統スイーツらしい味も用意されている。日本語のメニューもあるので安心だ。
*筆者の名古屋の栄中日文化センターでの講座『台湾一周! 鉄道&高速バスの旅』は、残り1回分(7/8、それぞれ13:00~14:30)が定員に達したため席を増やしましたので、あと2、3名さまの受付が可能です。7/8は東側を北上します。詳細やお申し込みはこちらで。