ゲーマー向けのセキュリティソフトを展示していたウェブルート

東京ゲームショウ2014では、リアルタイムで脅威に対応するフルクラウドのセキュリティ対策や、高精細の4K映像、ゲームの新しい楽しみ方として広がりつつあるゲーム配信など、トレンドや最新の技術を盛り込んだ製品・サービスが多数出展されていた。今年のテーマ「GAMEは変わる、遊びを変える」を体現する旬の展示を拾った。

セキュリティベンダーながらゲームショウに出展したウェブルートは、先日発表したゲーマー向けのセキュリティソフト「Webroot SecureAnywhere アンチウイルス for ゲーマー」を展示。PCのパフォーマンスとセキュリティを両立したいというゲーマーのニーズに応えるソフトだ。フルクラウドベースなので、PCにかかる負荷が少なく、リアルタイムで脅威に対応することで、常に最新のセキュリティ状態を維持する。

ブースでは、「Webroot SecureAnywhere アンチウイルス for ゲーマー」を搭載したデモ機を用意。オンラインゲームのプレー中にセキュリティソフトのスキャンが起動しても、ゲームの動作にはほとんど影響を与えないことが確認できた。

PCゲーマーは、PCのパフォーマンスを重視するために、セキュリティをオフにしていることが多く、フィッシングやマルウェアの標的になりやすい。「Webroot SecureAnywhere アンチウイルス for ゲーマー」は、まさにゲーマーの悩みを解決する一本だ。

液晶ディスプレイメーカーの老舗・EIZOは、マザーボードメーカーのMSI、ゲーム用機器メーカーのSteelSeriesと共同で、PCゲーム体感ブース「PCゲーム最前線!」を出展。各社のハイスペック機器を同時に体験することができた。なかでも注目を集めていたのは、EIZOの4K対応液晶ディスプレイ「FlexScan EV3237」だ。

広視野角のIPSパネルを採用した31.5型の4K対応液晶ディスプレイ「FlexScan EV3237」は、4K解像度で60Hz表示に対応し、動きの激しいゲームに最適だ。ブースでは、MSIのマザーボード「Z97 GAMING 7」と接続することで、その性能をいかんなく発揮していた。周囲の明るさに連動して画面を見やすい明るさに調整する「Auto EcoView」や、人の目で感知できないちらつきを抑える「EyeCare調光機能」など、ユーザーの目を気づかう機能も多数搭載している。

PCゲーマーにとって、目は命。隠れた敵を見つけだしたり、小さな標的に照準を定めたり、目の集中力がもつどうかでスコアは大きく変わってくる。ブースでは、「ブルーベリーアイ」など、目の健康に関するサプリメントを販売するわかさ生活とのコラボレーションで、「ゲーム視力」を測定するコーナーが設けていた。

ゲーム視力とは、精細な画面を視認できるか、細かい動きを見逃さないかなど、ゲームをプレーするうえで必要な能力を数値化したもの。プロゲーマーと呼ばれるスゴ腕のゲーマーは、総じてこの数値が高いという。記者がこの測定に参加したところ、結果は0.45。プロゲーマーの平均値が0.5前後というから、あと一歩のスコアだった。結果が思わしくなかった人も、野菜に多く含まれるルテインを摂取することで、状態を改善することができるそうだ。

流行のオンラインゲームに欠かせないキャプチャボードを数多く展示していたのが、AVerMediaだ。コンパクトで置き場所を選ばないポータブルタイプや、ゲームの録画に特化したレコーダータイプ、最大1080p/60fpsで録画・配信ができる高性能モデルなど、ニーズに応じた機種を用意していた。

特に人気を集めていたのが、ポータブル・ビデオキャプチャーデバイス「AVT-C875」。録画・ライブ配信に対応する「PC録画モード」とPC不要の「単体録画モード」を搭載し、家庭用ゲーム/PCゲームを問わずに利用できる。ケーブルでゲーム機やディスプレイを接続し、本体の中央にあるSTARTボタンを押すだけで録画ができるシンプルな操作方法も、ユーザーから支持される理由だ。データは本体に挿入したSDカード内に保存するので、使い勝手はいい。

8月に発売したPS3/Xbox 360向けソフト「ウルトラストリートファイターIV」とコラボした特別デザインモデルも展示され、来場者の注目を集めていた。

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