ドアの隙間から毎日1枚ずつ相田みつをの詩集のページが差し込まれてきました

キラ(ギター) 拡大画像表示

――学校行ってない間は何をやってたんですか? たとえば、そこで楽器の練習をしていたとか…?

SaZ:寝てました。あー、ベースも弾いてたけど、それなりに。それで親が心配して、お祓いに連れて行ってくれたんです。

キラ:そういう時はお祓いになるんだねえ。

SaZ:一時期だけ部屋から一歩も出ないくらい引きこもってた時期があって。

キラ:トイレどうすんの。

SaZ:食わないと出ないもん。最後にご飯食べたの3日前みたいな。そういう風なガチ引きこもりだった時に、部屋の内側から鍵かけてたんですけど、親がバールのようなもので「開けるぞー!」とバリバリとドアをこじ開けてきまして…。

「ちょっと連れて行きたいところがあるから」と言われて、山奥にお祓いに連れて行かれ…。お祓いする人に「貴方の今の環境はすぐ見えました。学校の先生が悪い」って言われて。僕的にはそれ全然関係ないわけですよ(苦笑)。そこで的はずれなことを言われたので、僕はそこから無宗教になりました。「もう何も信じない」と。

――まあ、親が子供をお祓い連れて行くとか相田みつをの詩集をむりやり読ませるとかは結構聞きますよ。

SaZ:あ…相田みつを、俺も読んだ…(笑)。

SORA:それって「みつを」ってやつ? 俺も昔読まさせられました…(笑)。

SaZ:僕引きこもってた時に、ドアの隙間から毎日1枚ずつ相田みつをの詩集のページが差し込まれてきました。マジですよ。

SORA:さっちゃん辛い過去があったんだね…。

――……そういう環境がSaZさんをつくったと。

SaZ :こういう人間ができあがりました。

――結果的にバンドの世界観に反映されてそうで…。

SaZ :どうなんですかねえ。

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