何に気をつけて描きましたか?
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さの「そうだなぁ…私が気をつけたところはこんなところですかね!」
1.紙に描く段階でアウトラインを太くしておく。のちのち背景を消すときにやりやすい。
2.ぶつっと切れちゃうイラストは、トーク画面で見たときにおかしいので端から端まで全部描く!
3.小さく描いたイラストは、トーク画面で見たときにとても見にくい! なので、全て大きめに描きました。
4.何個も描いていくと、ひとつひとつ顔が違ってきたりして、統一性のないイラストに……。なるべく同じイラストだとわかるように表情などに気をつけて描きました。
なるほど。最後のは手描きならではの悩みですね。
さの「なかでも一番困ったのは、イラストの数! 20個まではかけても、21個目からネタが切れてくるんですよね。イラストを描く前の段階で、ネタをもっとしっかり考えてから描き始めれば良かった!」
たしかに、コンセプトをしっかり立ててから臨めば後でスラスラ描き始められそうですね。
周りの人にスタンプの評価はしてもらいましたか?
さの「まだ数人にしか評価してもらってません! 本当は周りの人に見てもらって反応をみるべきなんだろうけど、個人的にやってるからこそ、気楽に作れるんですよ。気楽に描いてちょっとでも稼げるなら、こんなラッキーなことないでしょう!」
なるほど、さの部員のスタンプの良さは、作り手からも滲み出ている「ゆるさ」なんだろうなぁ……(笑)
審査に出すまでの手続きの中で一番大変だったことは?
さの「そんなに難しいことはなかったなぁ。収益を入れるための銀行口座があれば、学生でも始められますしね! 実際に私の知り合いにも、LINEスタンプを作っている高校生がいますよ。LINEクリエイターズマーケットにアクセスして、マイページに登録してしまえば、ガイドもしっかりしているので案外カンタンでしたよ」
作るのに、どのくらい時間がかかりましたか?
さの「私はイラストを描くのに2日かかりました。土日をまるっと使えばできますよ。コンセプトをしっかり決めていくなら、もっと時間はかかるかもしれませんね」
描くのに2日!? もっと時間かかるのかと思いました! 人によっては、時間をかけてだんだん描き貯めていく人と、集中して短期間で描いていく2タイプにわかれそうですね。
制作するときのオススメポイントを教えてください!
さの「そうだなぁ、LINEスタンプの説明文は英語バージョン(必須)と日本語、その他にもうひとつの言語を選んで設定するんですけど、海外の方にもわかりやすいような文章にすると、より購入されやすいかもしれません。私は翻訳サイトなどを活用して、間違っていないか確認しながら設定しました」
そうか、海外の人にも使ってもらえるかもしれないんですね! 購入者に伝わりやすい文章にするのも大事ですね。
制作するのにオススメのサイト、ソフトがあったら教えてください!
★スタンパーズ
LINEクリエイタースタンプシミュレーター。このサイトでは、実際に発表前のスタンプの見え方をシミュレーションさせることができます。コニーやブラウンなどの着せ替え画面にも対応しているので、いろいろな見え方を試せます。
★FireAlpaca
スタンプのサイズの調整と、色塗りができるフリーのペイントソフト。WindowsとMacの両方で使えます。PhotoshopやIllustratorなどのソフトが入っていないという人は、このソフトをダウンロードして作ってみてはいかがでしょう。
今回話を聞いたiPhone女子部のさの部員。なんと自身の作品を披露するためというわけでもなく、お小遣い稼ぎ感覚で作っていたとは! あざとい! いや、賢い!?
このように、気軽に始めることができるLINEクリエイターズスタンプ。もちろん、自分のイラストを流行らせたい! と意気込んで臨めば、こだわりのLINEスタンプを世の中に出すことだってできますね。
ただいま申請中のこちらのスタンプ。個人的に、販売開始が楽しみです。