「LC-60US20」(左)と「LC-52US20」

シャープは、液晶テレビ「AQUOS」シリーズの新製品として、「リッチカラーテクノロジー」を採用した4K低反射パネルを搭載し、色彩豊かで臨場感溢れる映像を実現した4K対応の地上/BS/110°CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「LC-60US20」(60V型)と「LC-52US20」(52V型)を、10月24日に発売する。

4K低反射パネルを採用し、明るいリビングでも部屋の照明や外光などの映り込みを気にせず4K映像を楽しめる液晶テレビ。

地上デジタル放送が使用する色域「ITU-R BT.709」を超えて、デジタルシネマ(DCI)色域に迫る広色域技術「リッチカラーテクノロジー」を採用。新たな発光材料を用いたLEDバックライトと色復元回路によって、色再現範囲を従来機種「UD1シリーズ」と比較して約12%拡張し、より自然で豊かな発色を実現することで、臨場感を高めた。

4K液晶パネル専用の、独自の高精細画像処理回路は性能を向上し、地上デジタル放送やBlu-rayソフトなどのフルHD映像(2K)を4Kへアップコンバートする回路に、映像の帯域ごとに適正な4K変換を設定して映像素材に応じて適正な4K変換を行う「アダプティブアップコンバート」技術と、映像信号をピクセル単位に分割して解析し、明るさ情報を再構成する「ピクセルディミング」技術を追加し、臨場感を高めた。

映像をデジタル伝送するHDMI 2.0(4K60p)に準拠し、コンテンツ保護規格HDCP 2.2に対応しているので、「AQUOS 4Kレコーダー」と接続して、4K試験放送(4K60p)をそのままの映像で視聴できる。また、2014年秋に開始を予定する「ひかりTV」の4Kビデオオンデマンド配信に対応する。

低音を豊かに再生するサブウーファーを備えた2.1chスピーカーシステムを搭載し、専用チューニングを施した音声LSI「新・AudioEngine」と組み合わせることで、リビングのメインテレビにふさわしい音を楽しめる。

このほか、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetoothを搭載し、USBメモリやホームネットワークに保存した動画/静止画/音楽を再生する「コンテンツマネージャー」、本体に保存した写真をBGMつきでスライドショー再生する「かんたん4Kフォトフレーム」機能、「ハイブリッドキャスト」「Miracast」「AQUOSコネクト」「DLNAサーバー」機能など、さまざまな機能を備える。

価格はオープンで、税別の実勢価格は、「LC-60US20」が38万円前後、「LC-52US20」が34万円前後の見込み。

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