写真左から佐々木一樹 天皇杯実行委員会委員長、田中誠、日々野真理アナウンサー、大仁邦彌 公益財団法人 日本サッカー協会会長、名波浩、岡野光喜 スルガ銀行代表取締役社長兼CEO 写真左から佐々木一樹 天皇杯実行委員会委員長、田中誠、日々野真理アナウンサー、大仁邦彌 公益財団法人 日本サッカー協会会長、名波浩、岡野光喜 スルガ銀行代表取締役社長兼CEO

今週末の9月28日(日)に、『第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会』準々決勝のチケットが発売となる。対戦カードは、9月16日・都内で行われた組合せ抽選にて決定している。抽選には、大仁邦彌 公益財団法人 日本サッカー協会会長、岡野光喜 スルガ銀行代表取締役社長兼CEO、元日本代表・名波浩と田中誠が登場し、ドロワーを務めた。

ガンバ大阪は、第88・89大会と連覇を達成している。そのG大阪がホームに迎えるのは、現在J2リーグ降格圏の17位・大宮アルディージャ。今シーズンのリーグ戦は2勝とG大阪に分があるが、何が起こるか分からないのがカップ戦だ。ドロワーの名波は、「G大阪はリーグ戦でも夏前からグッと上がってきて、調子が良い。大宮は監督が交代してから好転している雰囲気があるので、良い勝負になる」とコメントした。

過去2度の『天皇杯』覇者の経験を持つ名古屋グランパスは、清水エスパルスと対戦。これまでのリーグ戦戦績は、清水の22勝7分20敗とほぼ互角。東海ダービーを制し、準決勝へと駒を進めるのは果たして……。

反対ブロックでは唯一のJ1クラブとなるセレッソ大阪が、J2・ジェフユナイテッド千葉と激突する。千葉は、Jリーグ元年に参戦した「オリジナル10」のうちのひとつでもあり、地力は備わっている。『天皇杯』優勝未経験のC大阪(前身のヤンマーディーゼルサッカー部は3回優勝)がJ1の意地を見せるか、はたまた、千葉の下克上なるか。

モンテディオ山形は、ギラヴァンツ北九州とのJ2対決になった。今季の対戦結果は1勝1敗となっており、J2リーグの順位は山形が8位、北九州が4位。どちらに軍配が上がってもおかしくない、緊迫した試合となりそうだ。

『第94回天皇杯全日本サッカー選手権大会』は、国立競技場の改修工事により、風物詩の元日・国立ではなく12月13日(土)・日産スタジアムで開催される。抽選を終えた名波は、スケジュールが前倒しとなった今大会について「リーグ戦や、『ナビスコカップ』、日本代表戦があるので、(選手が)いる・いないなど(の状況)も出てくる。総力戦になる」と語った。

準々決勝は、10月15日(水)G大阪×大宮・万博記念競技場、10月11日(土)名古屋×清水・名古屋市瑞穂陸上競技場、10月15日(水)・C大阪×千葉・キンチョウスタジアム、10月15日(水)・山形×北九州・NDソフトスタジアム山形にてキックオフ。チケットは9月28日(日)一般発売。