『記憶探偵と鍵のかかった少女』

本格ミステリー映画『記憶探偵と鍵のかかった少女』の特別動画が公開された。本作は、他人の記憶に潜入する探偵ジョンが、16歳の美少女アナの記憶に隠された謎の真相に迫る姿を描いた作品で、特別動画は、謎めいたヒロインを演じ注目を集めるタイッサ・ファーミガをフィーチャーした内容となっている。

特別動画

映画は、他人の“記憶”に潜入し謎を解く記憶探偵ジョン(マーク・ストロング)が、資産家夫妻からの依頼で、自室に閉じこもり絶食している16歳の少女アナの記憶に潜り込み、その理由を探るミステリー。アナを演じたタイッサ・ファーミガは、『マイレージ、マイライフ』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたヴェラ・ファーミガの妹で、TVドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』や、ソフィア・コッポラ監督『ブリングリング』に出演し注目を集める若手女優のひとりだ。

動画は、記憶探偵ジョンが、アナの部屋で、真相に迫る糸口をつかもうと駆け引きをしながらアナと会話をするシーンが収録されているが、ファーミガは「台本を読み始めてすぐに彼女を大好きになってしまった」という。「非常に深みがある役だから。最初に読んだときは表面的にしか読めなかったのだけれど、最終的には彼女が持つ秘密を理解し、役を深く掘り下げることが出来た」。そのため、彼女は役について深く考察し、精神病についての本を読み、撮影現場では頻繁に監督と話をしてアイデアを交換したという。

しかし、アナはどこまでも“謎”の多い女性。観客は記憶探偵と一緒に彼女の“記憶”の中で捜査し、彼女の秘密を見つけ出し、想像もしなかった真相を見つけることになる。ちなみに謎を解くカギは記憶探偵ジョンとアナの関係の変化だそうで、ファーミガは「台本を読んだとき、監督にもふたりの関係性が肝なんだと強調されたわ。自由はアナが世界で最も欲しているもの。彼女は両親によって自由を奪われている。彼らは彼女のことが理解できないから。そこでどうやって自由が手に入るのか彼女は悩み、ジョンを必要とするのね。ジョンも過去の悲劇にとらわれているという意味では近い存在だから。そして最後にはお互いに自由を与えることができたのだと思うわ」と語っている。

『記憶探偵と鍵のかかった少女』
公開中


(C)2013 OMBRA FILMS, S.L. - ANTENA 3 FILMS, S.L.U. - MINDSCAPE PRODUCTIONS, S.L. - THE SAFRAN COMPANY - OMBRA FILMS, LLC.