1993年に公開されたリチャード・リンクレイター監督の『バッド・チューニング』の続編が製作されることになった。

タイトルは『That’s What I’m Talking About(原題)』。オリジナルと同じく大学生を描くコメディで、主人公は野球チームのピッチャー。主要キャストはほぼ全員がニューフェイスだ。

この夏、北米公開されたリンクレイター監督の最新作『6才のボクが、大人になるまで。』は、アメリカで大ヒット上映中。批評家は大絶賛で、来年のオスカー候補入り間違いなしと考えられている。リンクレイター監督は、昨年のオスカーにも『ビフォア・ミッドナイト』で脚本賞部門にノミネートされている。

『バッド・チューニング』は日本未公開だが、アメリカではカルト的人気を保ち続けてきた作品。『ビフォア・ミッドナイト』、『6才のボク…』の大成功の後押しで、この続編も相当に注目を集めそうだ。

文:猿渡由紀