STU48が新宿バルト9でVR映画を体験、思わず悲鳴があがる場面も……

VAIO、東映、クラフターは、新宿バルト9でVRコンテンツを映画館で鑑賞する「映画館でVR!」の発表会を6月26日に開催した。会場にはSTU48がゲストとして登場し、7月2日から先行体験上映するVR映画を一足先に体験した。

STU48は、国内6番目のAKB48姉妹グループとして2017年3月に誕生。「瀬戸内エリア=1つの海、7つの県」を拠点とする、グループ初の広域グループだ。2018年1月に発売したデビューシングル「暗闇」はオリコン初登場で1位を獲得。今後は瀬戸内海で船上劇場というスタイルで公演を開催していくという。

今回の発表会には、メンバーから石田みなみさん、今村美月さん、田中皓子さん、土路生優里さん、薮下楓さんが出席。「テーマパークで体験したことがあるが、映画館ではどのように感じるのか楽しみ」(土路生さん)と、VRヘッドセットを装着した。

今回体験したのは先行上映のコンテンツにも含まれているアニメーション作品「夏をやりなおす」。2017年にドイツで開催されたIT関連の見本市「CEBIT」で連日の行列ができたVRコンテンツだ。

はじめは登場する女の子や風景のリアルさに周囲を見回して驚きの声をあげるメンバーだったが、物語はだんだんと想定外の展開を迎え……。ついには悲鳴をあげたり、思わず隣のメンバーに抱きついたりと、素のリアクションでVR映画の魅力を伝えた。

体験を終えた後、薮下楓さんは「自分の目線で物語が進むのでドキドキする。どこを向いても逃げられない(笑)」とコメント。「映画館でVR!」の音響は映画館の5.1chスピーカーを利用するので、映像の臨場感に劣らないサウンドで楽しめる。「迫力がある音だけでなく、周囲の笑い声や悲鳴が聞こえるのも、映画館ならではの体験だった」という声もあがった。

7月2日からの先行体験上映では、STU48が体験した「夏をやりなおす」に加えて、「evangelion:Another Impact(VR)」「おそ松さん VR」の計3本のアニメーション作品をラインアップ。上映時間はガイダンス映像を含めて30分で、チケット料金は1500円。上映期間は「1か月程度を予定している」(東映・村松秀信 取締役企画調整部長)とのことだ。