ではでは、ここでワンマンツアーを振り返ってレポートしてみましょう。自分がお邪魔したのは東京公演と、東京追加公演。双方ともTSUTAYA O-EASTでの開催でした。

一曲目はもちろん名曲『ダイヤモンドは傷つかない-Rearranged ver.-』から。この曲でいつも最初から涙腺がやられそうになります(笑)。今回の公演、照明やレーザーでの演出が素晴らしい!ライブでありながら、異次元空間に迷い込むような感覚がたまらないです。

さらに楽しいのが、TPDメンバーが次から次へと衣装チェンジしてくれること。いつの間にかメンバーがいなくなっていて、そのメンバーが新衣装で登場、そちらに目を奪われているうちに全員が新衣装で勢揃い、と思っていたらまた別のメンバーが衣装をチェンジして…というめくるめく世界が広がっていきます。

『JUST LIKE MAGIC-Rearranged ver.-』では、曲中で何度もハットの色が変わるマジックが起きていたりして、演出が凝りまくっているんです。いやはや、どれだけ練習したんでしょうか…。

 

TPD DASH!!
 

大人っぽい衣装と楽曲もTPDの魅力ですが、かわいくてキラキラな曲と衣装もたまらない!『おちゃめなジュリエット-Rearranged ver.-』は何度見ても笑顔になってしまう楽しさです。

さらに、追加公演では妹分の「TPD DASH!!」が『ビバ!ケ・セラ・セラ-Rearranged ver.-』を披露。TPD DASH!!の面々がステージにあらわれた時の会場のどよめきっぷりはすごかった!これからのTPD DASH!!の成長ぶりも楽しみですね。

公演の中盤では、PLAY×LIVE『1×0』エピソード5の楽曲『The Perfect Day』が披露されます。二葉さんの少女らしい歌声から始まるこの曲、『1×0』を見ていたら涙なくしては見られない名曲なんです。『1×0』にも出演していたぬいぐるみ「tokyo performance 動物」たちもステージへ。この演出にも感激しました。

今回のワンマンツアー、実はかなりPLAY×LIVE『1×0』を踏まえていました。あの夢のようなストーリーを追体験する感覚、なんとも言えない心地よさと懐かしさがあります。

ここからステージは一気に佳境へ。レーザー演出もさらに美しさを増していきます。東京公演初日は1Fで、追加公演は2Fで取材していたのですが、見る場所によって全く印象が違うんです。表情とダンスの躍動感が伝わる1Fと、レーザーや舞台演出の美しさとフォーメーションが楽しめる2F、どちらも素晴らしかった!

サングラスをかけての『東京ハッカーズ・ナイトグルーヴ-Rearranged ver.-』から、記念すべきファーストシングル『BRAND NEW STORY』への流れは鳥肌モノのカッコよさ!冷静に考えると、結成して1年あまりなんですよね、新生TPD…。本当にすごいグループです。

 

アンコールでは『WEEKEND PARADISE-Rearranged ver.-』や『DREAMIN'』といった、PLAY×LIVE『1×0』のダンスサミットでもおなじみの楽曲が披露されました。会場の盛り上がりも最高潮、メンバーの笑顔がはじけるステージとなりました。

東京公演初日では、星来さんのバースデーを祝う一コマもありましたね。シンプルだけど暖かくて、新生TPDらしさを感じました。それにしても、2公演とも満足度の高い公演でした!

思い返してみると、東京公演と追加公演の違いは、TPD DASH!!の出演と、この星来さんのバースデーを祝うくだりがあったかどうかの2点だけ。他は基本的に同じだったんですが、両方の公演とも最高に楽しかったんです。基本的に同じものを見ているはずなのに、公演ごとの違いが表れて、その違いを楽しむことも出来るというのは、非常に演劇的だと感じました。新生TPDは、演劇という大きな柱があるからこそ、表現できるものがあるんでしょうね。またいつか、新生TPDの新しい演劇公演も見てみたい!