「レッツノート」の新CMキャラクターになった比嘉愛未さん

パナソニックは、モバイルノートPC「レッツノート」の2014年秋冬モデルとして、超軽量のモバイルハイブリッドPC「RZ4シリーズ」を10月17日に発売する。

「RZ4シリーズ」は、ノートPCスタイルといても液晶を倒してタブレットスタイルとしても使える2 in 1モデル。発表会で、ITプロダクツ事業部の原田秀昭事業部長は、「コンパクトなPCがほしい、タブレットもいいけれど、キーボードで作業をしたいというユーザーの声を受けて、2010年10月発売の『J9』シリーズから4年ぶりに10型クラスのモバイルPCの開発に着手した。『レッツノート』の挑戦として、世界最軽量はどうしても達成したかった。現在、法人向けを中心に『レッツノート』の販売台数は順調に伸びていて、2018年には累計500万台を超えるだろう」と開発の経緯と意気込みを語った。

「RZ4シリーズ」は、10.1型液晶を搭載したコンバーチブルPCとして、世界最軽量の約745gを実現。女性でも片手で軽々と持つことができる。サイズはB5サイズの週刊誌よりも小さく、バッグにも入りやすい。液晶画面には、1920×1200ドット(WUXGA)の10.1型IPSタッチパネル液晶を採用する。

コンパクト・軽量、しかも高性能という「レッツノート」らしさは健在。電力効率が高いインテルの最新CPU、Core M-5Y10を採用し、高効率のバックライトによって電力消費を抑え、約10時間の長時間駆動を実現した。

もちろん、堅牢性もこれまで通り。トップキャビネットに部位ごとに適切な厚みを設定し、軽さと強度を確保した「VHフレームストラクチャー」を採用。また、天板部分にも硬度の異なるダンパーを複合的に配置し、薄さを保ちながら強度を高めた。これらの頑丈設計によって、76cm落下試験、100kgf加圧振動試験に耐える堅牢性を実現した。

インターフェースも充実している。HDMI、VGA、有線LAN、SDメモリカードスロットに加え、USB3.0ポートを本体の左右に計3ポート装備。ビジネス用としてしっかり使えるインターフェースを備えることで、変換ポートが不要で、外出先に持ち出す際に荷物を減らすことができる。

使い勝手も考えられている。「タッチパッド誤操作防止ユーティリティ」は、キーボード入力時に、タッチパッドを誤って触れることで生じるカーソル移動などの誤操作を防止。タッチパッドの左右上部の領域を無効化することができる。タッチパッドの全面を使用したいときは、タッチパッドの手前部分に触れることでタッチパッドの無効化を解除することができる。

カラーバリエーションは、定番のシルバーに、新色のブルー&カッパーを追加。本体色にはブラウン調で品位と落ち着きのあるカッパーを、天板にはアクセントとなるハーモニックブルーを配し、落ち着いた風合いとカジュアル性を両立した。

価格はオープン。税抜きの実勢価格は4GBメモリ、128GBのSSDを搭載し、オフィス非搭載の「CF-RZ4CDDJR」が16万円前後、4GBメモリ、128GBのSSDを搭載し、Office Home and Business Premium プラス Office 365サービスをプリインストールするブルー&カッパーモデルが19万円前後、同じくシルバーモデルが18万5000円前後。8GBメモリと256GBのSSDを搭載したシルバーモデルは23万5000円前後で、ブルー&カッパーモデルは24万円前後の見込み。

このほか、従来モデルの「MX3」「LX3」「SX3」シリーズも、標準メモリを8GBに増量したモデルを販売する。