写真:Jon Arnold Images/アフロ 拡大画像表示

最近リフレッシュできてない、毎週同じ感覚の平凡な休日ばかり、なにか悶々としたグタグタした日々を送っている……、そう感じているあなたにおすすめしたいのが、強烈な心のクリーニングである。

でもどうやって?と思う方に、そのひとつの手段としておすすめしたいのが、いきなり日本を飛び出して、外国に行ってしまう旅である。しかも、単なる行程をこなす「旅行」ではなく、行くまでの行程も楽しむ「旅」というところにこだわるのがツウのやり方。

海外の旅というと、ひとりでは心細いからとの固定観念から、ただ闇雲に安心を求める人が多い。しかし、それでは本当の旅は楽しめない。できれば目的地はなるべく日本人がいない隠れ家的なスポットが好ましいのだ。ここはやはり日本の固定観念から離れて、現地に濃厚にふれあうのが、本当の心のクリーニングとなり、旅の醍醐味となるのではないだろうか。 

しかし海外の旅というと、時間の関係から当然飛行機利用となるが、海外旅行初心者にとって、二の足を踏むのが、現地国での国内線への乗り換えがある場合である。慣れていないと、目的地にたどり着けないのではないかとの懸念から、旅を敬遠する人も多いのではないだろうか。

そこで今回は、国内最大の海外への玄関口である成田空港から、ラクで手軽な「直行便」でいける世界各地の絶景スポットを、厳選してご紹介したい。
 

 

約5時間半で目の前に広がる大草原! 意外と近いモンゴル

●ウランバートル近郊(モンゴル)

モンゴル最大の祭り「ナーダム祭」の競馬の練習に励む子どもたち 拡大画像表示

すっかりニッポンの大相撲を席巻している大草原の国モンゴル。その首都ウランバートルまで、成田空港から直行便が出ている事を知らない人も多いのではないだろうか。

大草原をこの目で見てみたいと思っても、立ちはだかる問題はその所要時間である。しかし安心して欲しい。フライト時間はたったの約5時間30分と、モンゴルの地はあなたが思うよりずっと身近にあるのだ。

 


草原のゲルで暮らす遊牧民の生活では自動車も利用されるが、今なお馬が主流だ。 拡大画像表示

モンゴルの大草原は果てしなく広がる。モンゴルに降りたって、まず体験したいのが乗馬だ。日本の狭い敷地内でポクポク歩く乗馬と違って、大草原をひた走るこの体験は、まさしく本当の「馬力」を感じさせてくれるアクティビティだ。もちろんインストラクターがつくので安心。

そして大草原だけでなく、多少足を伸ばせば世界最大級のゴビ砂漠が広がり、その南西には、万年の雪に覆われた美しいアルタイ山脈が連なる光景が広がっている。そして美の頂点を極めるモンゴル最大級の湖で世界遺産のウヴス湖、草原に小さな砂丘が点在するモルツォク砂丘ではラクダが出迎えてくれることも。

 

とにかく発見が次々と現れるのがモンゴルという国なのだ。しかも、国情も安定している。また大相撲でわかるように、モンゴル人は親日で通っており、その顔つきも日本人と変わらないことが多い。それも旅の安心感を引き立たせてくれる。

[交通]
成田空港から首都ウランバートルまで直行便で約5時間半。草原へはツアーか車のチャーターが便利。