子どもを外で思いっきり遊ばせるのが、お父さんも積極的にできる育児

はじめは、「子どもたちと外で遊び、親御さんにはリフレッシュの時間を」というつもりだったそうだが、徐々に、「あまり外遊びの仕方を知らないお父さんやお母さんに遊び方を発信したい」と思い始めたそう。

「最近は、子育てを手伝うお父さんを『イクメン』と言ったりするけど、おむつを替えたり、ミルクをあげたりといった『育児』をお母さんと一緒にやることは当たり前のこと。育児の中でも、子どもを外に連れ出して、思いっきり遊ばせるのがお父さんも積極的にできる育児なんじゃないかな」と山田さんは話す。

鎌倉太郎の海での遊び方、川での遊び方、いろいろなやり方を大人にも見てもらい、知ってもらう。そして「遊ぶ時は遊ぶ、ガツンと怒るときは怒る」という様子も参考にしてもらえたら、とのことだった。

 

「近くの大自然で遊ぼうぜー!」(鎌倉太郎HPより) 拡大画像表示

「鎌倉太郎」の名前の由来は、「鎌倉のわんぱくな子ども」のイメージで活動名にしているそう。

鎌倉太郎は、実際にどんな遊びを行っているのか? イベント当日を取材させていただくことになった。
 

鎌倉太郎流、子どもの外遊び!

今回1日密着取材ということで、「江の島での海遊び」に同行させていただいた。

この日の参加者は、小学2年生1人、1年生3人、幼稚園の年長1人の計5人。通常4~5人くらいの参加者でイベントを行っているそう。

子どもたちが海で遊ぶ様子とともに、「鎌倉太郎流の外遊びのこだわり」をお伝えしていこう。

 

海に着いたら、水着に着替えライフジャケットを着用! 拡大画像表示

 

道なき道をどんどん歩いて行く鎌倉太郎と子どもたち! 拡大画像表示

今回の参加者は6~8歳だったが、基本的にイベントへの参加は小学生以上を対象としていて上限は決めていない。小さい子の場合でも保護者同伴で参加できることもあるし、もちろん子どもだけでの参加もOK。詳しいことは相談してほしいとのこと。

小さな子が参加すれば、年上の子が面倒を見るようになるし、小学校高学年の子が参加すれば、リーダー的な役割を担当させていく。

鎌倉太郎がやる遊びは「必ず全員ができる遊び」ではない。年上の子しかできないかもしれない。初めてやる子はできないかもしれない。
しかし、できない時に「なんでうまくいかないのか?」と考えることが大切で、どうしたらうまくいくのかを自分で考える。そして、うまくできているお兄さんやお姉さんを見て学ぶ。そういう体験を大切にしている。