「理科の知識」を教え込むのではなく、自然の中での「体験」を増やしていく

釣りのスポットに到着 拡大画像表示

 

釣りのやり方を説明 拡大画像表示

「簡単な遊びだと、子どもたちはすぐに飽きちゃうからね」と必要以上の指示はせずに、子どもたちの自由にやらせる。

釣りの餌は、海にいるヤドカリ。片手に石を持ち、ヤドカリの殻を叩き割る。その内臓が餌になる。

 

さっそくやってみる子どもたち。「どこを餌にするの?」 拡大画像表示

 

海の中を覗いたり、釣りをしたり・・・ 拡大画像表示

 

「釣れたよ」 拡大画像表示

子どもたちは、生き物を餌にして魚を釣る、という実体験をする。

鎌倉太郎では、「理科の知識」を教え込んでいくことはせず、自然の中での多くの「体験」を増やしていくことを大切にしている。

たくさんの生き物を実際に見て、たくさんのことを体験し、自分が興味のあることを見つけていく。そして、いつか机上で勉強した時に、その時の体験の記憶とつながるといい、と考えているそう。

 
「ヤドカリより、この貝の方がよく釣れる」と発見し、自分で岩に貼り付く貝を採る小1男子 拡大画像表示

「釣った魚がお昼ご飯になるから、たくさん釣れよ! 」という声にもめげず、一生懸命に、狙ったカニを釣ろうと頑張っていた女の子。

 
「ヤッター! カニ釣れたよ」 
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釣り針が海の中で引っかかって取れなくなった時は、どうやったら切れてしまうのか、どうしたらいいのか、など細かく説明しない。

切れたことを体験し、今後どうやったらいいのかを子どもたちは自分で考えるようになっていく。