爪の形は千差万別ですが、見慣れていた自分の爪の形が変わってきたとしたら、それは病気のサインかもしれません。また、爪の色の変化も大事なサイン。

そんな爪の7つの変化と、病気の関係を見ていきたいと思います。
 

その1:「スプーン爪」

爪の先端が反り、中央が凹む「スプーン爪」。
爪の甲の部分の先端や両側が反り返り、そのため中央が凹んでいるように見えます。手の爪に多く、爪の甲が薄いと起こりやすくなります。

女性に多い鉄欠乏性貧血、そして甲状腺の病気が考えられます。また、指先に力を入れる作業をしていても、なることがあります。
 

その2:「ばち指」

指先が膨らみ、爪が盛り上がる「ばち指」。
指先が太鼓のばちのように膨らみ、爪の甲が盛り上がってきます。肺がん、間質性肺炎などの肺の病気、心臓の病気、肝硬変などの肝臓の病気、慢性の下痢などが考えられます。
 

その3:爪の上部が白くなって、はがれる

ケガが原因のことや、爪水虫である「爪白癬(つめはくせん)」や「爪カンジダ症」、「接触性皮膚炎」、「尋常性乾癬」などの皮膚の病気が隠れていることもあります。

爪白癬ですが、足の指の間にできる水虫と違って、こちらは内服薬でないと治らないので、医療機関でしっかり診察することが重要になります。