でも私は美人でもないし、スタイルもよくないから、まじまじと鏡を見たくない……。そんな生徒さんも多いといいます。

「私たちの脳は『自分が見たいものを見る』ようにつくられています。だからもし美しくなりたいと思うなら、まず『自分は美しい』と決めてしまうことが大事です。『自分の内面にある美しさに目を向ける』と覚悟を決めること。すべての女性は周囲を幸せにするような美しさや癒しの力を内側の深いところに持っていますから、自信を持っていただきたいです」

裸の自分を通して内面を観察することで、今の自分を嫌だと感じる気持ちの背景にある、自分のことを好きになりたい、高めていきたいという本心が見えてくるのだとか。入浴前後の時間を活用して、“わたし観察”を始めてみましょう。

 

お手入れ編:“土台”をケアする

次に取り組みたいのは、美しいバストづくりには欠かせない「土台」になるパーツのお手入れ。土台とは綺麗な姿勢をつくる足裏や下半身、骨盤、背骨などを指しています。

「バストは植物に例えると『お花』。もしお花を元気にしたいと思ったら、根っこや茎の状態をチェックしますよね。体も同じで下半身や背中、肩まわりを整えることで、バストに栄養が行き届く体になるのです」

とはいえ、Yukiさんは激しい筋トレなどは勧めていません。あくまで無理せずできるケアばかり。詳しくは本書41ページ以降を参照していただきますが、ひとつ意外な体操が紹介されていました。

 

●手首のストレッチ

「手首とバストは密接につながっています。手首をほぐすことで、手先からのエネルギーをバストに届けるルートが整います。逆に手首が硬いとバストが下垂してしまう可能性もあるのです」とYukiさん。

Step1:手首をストレッチする
壁に向かって立ち、肩の高さに手のひらをつけます。手で壁を軽く押して、手首に軽い刺激を感じます。

Step2:手の甲側の手首をストレッチする
指先を下に向けて、手の甲側を壁に押しつけます。手の甲側をすべて壁につける方向にストレッチした後、手を離して感覚を確かめます。