3.動画はいっしょに視聴

動画再生ができるスマホは、外出先で子どもがぐずったときの救世主。You Tubeにはアニメや電車の動画など、子どもが喜ぶチャンネルがあふれています。

ただ、一度動画の楽しさを味わった子どもが「もっと見たい!」とダダをこねるのもお決まりのパターンです。

そんなとき気をつけたいのは、子どもだけで見せたり、長時間見せっぱなしにしたりしないこと。子どもは一度見始めると止めるタイミングがつかめず見続けてしまいますし、目の疲れや視力の低下も心配です。

だからといって、子どもが見たがったりさわったりするたびに「ダメ!」を繰り返していると、「スマホはさわったら怒られる悪いもの」というイメージになりがち。禁止されるからこそ、過剰に「見たい」「ほしい」気持ちが募る場合もあります。

ですので、子どもが「動画を見たい!」とリクエストしてきたら、好きなチャンネルをママやパパといっしょに見る時間を作ってあげるようにするといいでしょう。

「2つだけね」などと約束して見始めれば、見すぎも避けられます。

「これを見た後は、○○の本を読もうか」と同じテーマの絵本の読み聞かせに自然に誘導すると、ちょうどいい親子のコミュニケーションになります。

子どもにとって、スマホタイムが「ママやパパとの楽しい時間」になるといいですよね。

4.子どもの写真も、許可を得てから撮る

最後の見直しポイントは、人の写真を撮ったり、SNSにアップしたりするときのマナーにもつながることです。

ママが赤ちゃんや小さい子どもの写真を撮るときは、記念写真以外は、特に声をかけずに日常生活のワンシーンをとらえることがほとんど。場合によっては勝手にSNSにアップすることも多いと思います。

しかし、大人同士、他人同士であれば、「撮っていい?」「フェイスブックに載せてもいい?」などと一言聴いて了承を得るのが当然のマナー。

子ども相手だからといって、許可なく撮ったり載せたりしていると、将来、子どもがスマホを持つようになったときにも、友達や他の人に対してマナーを無視した行動をとってしまうかもしれません。その段階で、親が急に注意しても説得力がありませんよね。

赤ちゃんのときは許可を得られなくても仕方ありませんが、子どもが言葉を理解できるようになったら、「写真撮っていい?」「サイトに写真を載せて、ママのお友達にも見せていい?」などと、一言聞くように心がけるといいのではないでしょうか。

以上、乳幼児のママやパパが今のうちに見直しておきたいスマホ使いのポイントについてお伝えしました。

完璧に見直すのは難しいかもしれませんが、上記のポイントを頭に入れてなるべく意識してみるだけでも、子どもに与える印象が違ってくるはずです。

将来、子どもにスマホなどのデジタル機器とうまく付き合ってもらうためにも、ママ自身が上手にスマホを使いこなせるようになっておきたいですね。

京都在住ライター。私大文学部を卒業し、会社勤めを経てフリーライターに。東京都内で活動した後に、京都市左京区に引っ越し出産。その後は京都で子育てをしながらライター業を続ける。インタビュー・取材記事をはじめ、カルチャー、ヘルスケア、生活などのジャンルで幅広く執筆。