『ゴーン・ガール』(C)2014 Twentieth Century Fox

全米で大ヒットを記録しているデイヴィッド・フィンチャー監督の最新作『ゴーン・ガール』の最新映像が公開になった。様々な情報が交錯するストーリーを時系列に並べた作品の入門にピッタリの映像だ。

『ゴーン・ガール』特別映像

本作は、アメリカだけで600万冊を売り上げたギリアン・フリンの同名小説を、ベン・アフレック、ロザムンド・パイクらをキャストに迎えて映画化したもの。物語は、結婚5年目を迎え、誰もが幸福だと思っていた妻エイミーが突然、姿を消したことから始まる。夫ニックが妻の失踪を知った3時間後、彼は警察の取調べを受けるが、彼は妻の血液型すら答えることができない。6時間後、町では集会が開かれ、ニックは「心当たりも隠し事もありません」と宣言するが、24時間後に警察は彼らの家で犯人だと思われる人物が大量の血を拭いていたことを発見する。疑惑の目は次第にニックに集まり、警察は彼の自白を待ち、マスコミは彼を犯人に仕立て上げるべく報道をヒートアップさせる。
それから36時間が経ち、4日が経ち……とエイミーが見つからないまま時間は過ぎていき、町の人々も警察もマスコミもニックを追いつめていくが、彼は無実を訴え続ける。そして映像の最後に警官のひとりが失踪したエイミーの日記の一部を読み上げる。「この男に本当に殺される」

映像はニックとエイミーだけでなく様々な人物が登場する。町の人気者だったエイミーを知る者は多く、彼女に対して愛情や一方的な憎悪を抱いている人物がいたとしてもおかしくはない。またニックを追いつめていく警察とマスコミは“疑いのない証拠”を捜し求める一方で、イメージや印象を巧みに操作して彼を追いつめていく。本作では様々な人物と謎が入り組んだドラマが展開するが、映画は原作小説とは異なる結末が用意されているという。

『ゴーン・ガール』
12月12日(金)全国ロードショー