エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ エディー・ジョーンズ日本代表ヘッドコーチ

10月14日、11月に開催される『リポビタンDチャレンジカップ2014』『リポビタンDツアー2014』へのラグビー日本代表メンバー発表記者会見が行われた。主将であり、フランカー(FL)のリーチ マイケル、最多キャップ保持者のロック(LO)・大野均、フルバック(FB)・五郎丸歩ら30名の日本代表スコッドが選出された。世界の一流選手を集めたイギリスの名門・バーバリアンズに選ばれたスクラムハーフ(SH)・田中史朗や負傷しているフッカー(HO)・堀江翔太、ナンバー8(NO.8)・ホラニ龍コリニアシら主力8名を欠いたメンバーとなったが、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)は他の選手にとってはチャンスだと話した。

リポビタンDチャレンジカップ2014<日本代表対マオリ・オールブラックス>チケット情報

「今回のメンバーには8名のトップ選手がいない。8人全員のキャップ数を合わせると200ぐらいになる。この差を埋めるのが今回のテーマ。新たに代表に入った選手や戻ってきた選手にとって、これはチャンス。来年の『ラグビーW杯(RWC)』に出場できる力があることを示してほしい」

指揮官の期待を選手たちも理解している。2007年『RWC』に出場したSH・矢富勇毅は、「前回の合宿に呼ばれた時は、チャンスを“与えてもらった”という印象でしたが、今回は海外遠征もあるメンバーに入り、“選ばれた”という実感があります」とコメントを発表した。

初選出の3人も、「日本代表スコッドに選出され、大変光栄です。求められる役割をしっかり全うし、このチャンスを活かしてアピールしたいと思います」(プロップ(PR)・垣永真之介)、「NTTコムから初の現役日本代表であることを自覚し、日本のためにベストを尽くし、試合に向けて準備してまいります」(NO.8・アマナキ・レレイ・マフィ)、「私は日本代表として、自分の100%を出すことを楽しみにしています」(ウイング(WTB)・センター(CTB)・カーン・ヘスケス)と喜びと同時に意気込みを表した。

ケガ人などで主力を欠いたからと言って、敗戦の言い訳にはしない。11月1日(土)・8日(土)に国内でマオリ・オールブラックスとの2連戦、11月15日(土)・ルーマニア代表、23日(日)・グルジア代表との欧州遠征に臨む指揮官は、勝利とともに2015年9月に迫った『RWC』を見据える。

「これからすべての試合で『RWC』と同じように勝ちに行く」とキッパリ。『RWC』初戦の相手・南アフリカ戦の試金石となるマオリ・オールブラックス戦に向けて、「我々がボールをキープしないといけない。だから、アタックを仕掛ける。我々の最良のディフェンスはアタック。出足良く攻めていきたい」と戦術を明かした。さらに、自信を問われると、「非常にある」とニヤリ。

現在、テストマッチ10連勝中、6月にはIRB世界ランキング最高位となる10位にランクされた日本代表が、11月1日(土)・ノエビアスタジアム神戸、8日(土)・秩父宮ラグビー場でマオリ・オールブラックスとの『リポビタンDチャレンジカップ2014』に臨む。チケット発売中。

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