『クライマックスシリーズ(CS)』ファイナルステージ真っ只中、次なる戦いの話で恐縮だが、『日本シリーズ』の先行抽選が絶賛受付中だ。セ・パともに『CS』勝者が決まっていないのに? と思うかもしれないが、『日本シリーズ』は10月25日(土)に開幕する。頂上決戦まで10日を切り、いよいよ待ったなしだ。

『日本シリーズ』は10月25日(土)・26日(日)に『クライマックス セ』優勝チームの本拠地で開催され、10月28日(火)~31日(木)に『クライマックス パ』優勝チームの本拠地に戦いの舞台を移し、11月1日(土)・2日(日)にセの本拠地に戻ってくる。要するに、10月25日(土)・26日(日)・11月1日(土)・2日(日)は東京ドームか甲子園球場、10月28日(火)~31日(木)はヤフオク!ドームか札幌ドームで決戦が行われるのだ。

『CSセ』初戦を落とした巨人だが、焦りはないだろう。アドバンテージの1勝が相殺され、イーブンになっただけである。事実、巨人は『CS』ファイナル(第2)ステージ初戦は1勝5敗。初戦を落とした5回のうち、3回『日本シリーズ』進出を果たしている。しかも、2007年の2位・中日との『CS』第2ステージは優勝チームにアドバンテージはなく、2010年は3位から出場している。優勝のアドバンテージ1勝を得た場合は、3回中3回とも巨人は『CS』を突破しているのだ。

阪神はそんな過去のデータを忘れさせる快勝に気持ちも乗っていることだろう。藤浪晋太郎は7回6安打1失点の好投を見せ、セ・リーグポストシーズン最年少勝利を達成した。『CS』ファーストステージで広島相手に8回0封を披露したメッセンジャー、能見篤史に続いた。守護神オ・スンファンが3戦連続無失点と好投すれば、四番・ゴメスが2安打1本塁打3打点と爆発。虎党はスイープに向けて、イケイケだ。

パ・リーグはペナント覇者・ソフトバンクが初戦を逆転で飾り、アドバンテージを含めて2勝となった。2008年以降、アドバンテージを持つ優勝チームが初戦を取ったのは8回あり、すべて『日本シリーズ』進出を果たしている。つまり突破率100%なのだ。負けられない理由がある。『CS』前に秋山幸二監督が辞任を発表した。6年間で3度もリーグ制覇を果たした指揮官に、日本一を手土産にしようと選手たちは奮起する。

一方、3位・日本ハムには怖いものはない。そもそも、ソフトバンクとオリックスに6.5ゲーム差をつけられた。ゲーム差0の1位と2位という大激戦のペナントレースから一転、『CS』ファーストステージで日本ハムが割って入ったのだ。日本ハムにも負けられない理由がある。日ハムナインには現役引退を決めた稲葉篤紀と一戦でも多く試合をしたいというモチベーションがある。

『日本シリーズ』のサークルK・サンクス先行抽選販売は、各球場開催分とも10月18日(土)18:00まで受付。一般発売はいずれも10月23日(木)10:00。『日本シリーズ』を確保するとともに、席種、日程によってチケットがある『CS』も押さえたい。

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