『フューリー』ワシントン・プレミアに登場したコリン・パウエル氏とブラッド・ピット

ブラッド・ピット主演作『フューリー』のワシントン・プレミアが現地時間15日に行われ、元国務長官のコリン・パウエル氏が来場。会場でピットらとかたい握手を交わした。

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『フューリー』は、第二次世界大戦下、ドイツ進軍中の攻撃で他の部隊がほぼ全滅していく中で、残った5人の兵士が、生きて故郷に帰るため、たった1台の戦車で300人ものドイツ軍を相手に、死をも意味する過酷なミッションを遂行していく姿を描いた作品。ピットが、“激しい怒り”を意味するフューリーと名づけたシャーマン戦車に乗るチームリーダー、ウォーダディーを演じ、『エンド・オブ・ウォッチ』『サボタージュ』のデヴィッド・エアーが監督を務めた。

会場には元副大統領のジョー・バイデン夫妻など、多くの政治家や軍人も招かれた。パウエル氏はレーガン政権で国家安全保障問題担当大統領補佐官、クリントン政権で統合参謀本部議長、そしてジョージ・W・ブッシュ政権で国務長官を務めた人物で、自身もベトナム戦争に従軍した経験がある。パウエル氏はピットら出演者と握手を交わし「「(戦場は)本当にこんなものだった」と映画の完成度を高く評価した。

ピットも「画期的な映像体験だよ。戦車の中や登場人物の固い絆を感じることができる。そして感動的でもあるんだ」と作品に大きな自信を見せており、アメリカでは好調な動員を記録し、週末の興収ランキングで1位を獲得している。

『フューリー』
11月28日(金) TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー