7月4日、川崎ブレイブサンダース事業戦略発表会が行われた。経営母体が東芝からDeNAに移り、2018-19シーズン、5年先、さらなる未来へのビジョンを説明。発表会には元沢伸夫社長と北卓也ヘッドコーチが出席した。

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元沢伸夫社長は「変えないものと変えるものがある」と語った。川崎ブレイブサンダースというチーム名、臙脂色のチームカラーを引き継ぐ。元沢社長は「ブレイブというのは東芝のスポーツを象徴する言葉。DeNA社内では“違う言葉がいいのでは”という議論もあったが、私自身“すべて受け止めて引き継ぎたい”という強い思いがあった。東芝に“この名前をそのまま使わせてもらいないか?”と問い合わせて快諾をいただいた」と明かした。さらに若干明るめになったチームカラーはブレイブ レッドと名付け、ここにも68年間の歴史を刻んだ東芝にリスペクトの念を表した。北HCも「素直にうれしい。私も選手からやってきた。カラーと名前をそのまま使ってくれるのはうれしい」と歓迎した。

北HCとともに、10名のチームスタッフも全員残留する。選手も日本代表のニック・ファジーカスに篠山竜青、辻直人とともに長谷川技、藤井祐眞ら主力との契約を継続している。

変わるものはある。クラブロゴを一新した。さらに新たなバスケ観戦の魅力を観客に提供する。5年後を目指し、1万から1万5000人キャパの新アリーナをも視界に入れる。

まず2018-19シーズンは、センターハングビジョン新設に伴う演出の強化をし、音響、DJブース、ムービングライトをフル活用したライブ空間への転換を図り、グループシートやVIPシートの新設などさまざまな企画を盛り込む。試合開催時は川崎市とどろきアリーナ前に大型ビジョンによるライブビューイングや各種ステージイベント、バスケットコートの設置などを行い、盛り上げる。

夢はでっかく、バスケを日本のメジャースポーツにすること。そのために『アジアクラブチャンピオンシップ』優勝、最先端のバスケットボールアリーナの実現、年間来場者30万人を目指す。大きな夢への一歩として2018-19シーズンは『B.LEAGUE』優勝と土日開催試合の常時満員をターゲットにする。

元沢社長が「いちクラブが掲げる目標としてはおこがましいかもしれないが、先頭に立って日本バスケの未来を切り開きたい」と意気込めば、北HCも「新生ブレイブサンダースは68年の歴史がある魅力あるチーム。常勝チームを目指す」とキッパリ。

新生川崎は9月7日(金)~9日(日)・ブレックスアリーナ宇都宮にて開催される『B.LEAGUE EARLY CUP 2018 KANTO』でお披露目となる。チケット発売中。