[ひとりよがりレベル2]行き先を決めずに勢いで退職!自信が空回りする「勘違いお嬢様女子」

関口さんがある転職エージェントから聞いた話によると、再就職の目処を立てずに勢いで仕事を辞めてしまう人は非常に多いのだとか。裕福な家庭で何不自由なく育ち、名門女子大を卒業後、大手広告代理店に勤めていたA子さんもそのひとりでした。

目上の相手であってもズバズバと自分の意見を口にする性格の彼女は、プライドが高いお嬢様タイプ。ある日、些細なことで上司から注意を受けた彼女は過剰に傷つき、「これはパワハラだ」と即日退職届けを出したのだそうです。

元々自分の容姿と学歴に自信を持っていた彼女は、当然転職活動もスムーズに進むと思っていたようですが、それは大間違い。転職先の採用人事の目から見れば、彼女の行動は「感情先行型の計画性がない人物」と判断される材料でしかありません。言うまでもなく、彼女の転職活動は散々な結果に終わったそうです。

「集団の調和を重んじる日本の社会は、「個人の感情的な行動」を危険なものと判断します。それは退職理由ひとつをとっても例外ではありません。『一時の感情に任せて退職を決めてしまった』という人は自分の能力を過信せずに、まずは計画性なく仕事を辞めたことを反省し、謙虚な姿勢で転職活動に臨むべきでしょう」

 

[ひとりよがりレベル3]謙虚さ皆無……仕事を選り好みする「ナルシスト男子」

企業の人事が最も嫌うのは、自分の理想だけを延々と語る利己的な転職志望者です。このタイプは特に20代の若者に多いようです。

某ITソフトウェア会社に勤務していたKさんは、高学歴で要領もよく、入社後すぐに営業成績でトップを穫るほど優秀な人材でした。しかし協調性に欠けていた彼は、自分より成績が悪い同僚を見下し、「オレにはもっと自分の力を活かせる仕事がある」と退職を決意。転職時の面接では、前職で挙げた自分の業績を最大限にアピールしたそうです。……しかし、本命企業からの返答は残念ながら不採用。

「このエピソードを話してくれた人事の目には、経験の浅さを棚に上げて『自分にふさわしい仕事』を求めるKさんの姿が、使い辛いわがままな人物と映ったそうです。ここで忘れてはならないのが、どんなに個人の能力が高くても、入社数年で会社を辞めたという時点で社会的な評価はマイナスからスタートするということ。向上心を持って転職を決意するのは大いに結構ですが、人事が求めている人材は『優秀で利己的な社員』ではなく、『実績はなくても謙虚で素直な社員』であることを念頭に置かなければなりません」