インフルエンザ予防接種は本当に効果あるの? 医師が解説する「すべき人」と「効く確率」

インフルエンザ予防接種の効果は? 子ども、妊娠中、高齢者ほかタイプ別に「接種するべきかどうか」を医師が解説します。

寒くなり空気が乾燥してくると、インフルエンザが流行しはじめます。
医師としては、インフルエンザにできるだけ感染しないためにも予防接種をお勧めしていますが、インフルエンザの予防接種についてご説明したいと思います。

流行するインフルエンザは、ほとんど「A型」

インフルエンザにはA型・B型・C型の3種類のウイルスの型が存在します。
その特徴を以下に示します。

・「インフルエンザA型」
この型のウイルスは、インフルエンザの種類の中でも最も流行性の高いウイルスとなります。世界規模の大流行の場合は、A型であるケースが大半を占めます。理由は非常に変異しやすく、高い流行性を持つからです。
A型の症状は、3種類の中で最も重い傾向にあり、小児の場合には、インフルエンザ脳症という重症の疾患に至るケースも確認されています。代表的なものには、皆さんも1度は聞いた事があるロシアかぜ(H1N1)、香港かぜ(H3N2)、また最近良くニュースで耳にする機会がある鳥インフルエンザ(H5N1)などがあります。
インフルエンザの約6割をインフルエンザA型が占めています。

・「インフルエンザB型」
この型のウイルスは、流行性がやや高いという特徴がありますが、A型ほど高くはありません。理由はウイルスが変異しにくいからです。また、症状もA型より軽い事が多いです。

・「インフルエンザC型」
この型のウイルスは、皆さんはあまり聞いた事がないかもしれません。流行性は低いです。
しかし小さい子供が感染するケースがあり、呼吸器感染症を引き起こす事があります。軽症の場合、感染しても症状が現れない、もしくは鼻かぜ程度で済むことも珍しくありません。
季節によらず5歳以下の小児に感染し、免疫は長期間に亘って持続し、一度かかると一生持続する場合が多くいです。

では、インフルエンザの予防接種に話をすすめる前に、ここで予防接種の種類について簡単にご説明します。
 

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