(2)「食材」に気をつけて冷えを軽減する

東洋医学において食材は、「陽(温かい食材)」「陰(寒い食材)」「平(どちらでもない食材)」の、3つに分類されています。

すごく大雑把に言えば、冬場は「陰」の食材をなるべく避け、「陽」または「平」の食材を摂取するように心がければ対策になるかもしれません。

a.冬場で注目したい「陽」の食材
・根菜類
レンコン、ゴボウ、ゆり根など
・青菜類
ほうれんそう、ブロッコリー(ほうれんそうは温めて食べると良い)
・豆類
黒豆など

上記の食材は、身体を芯から温める効果が期待されます。特にレンコン、ゴボウなどの根菜類は有用です。

b.逆に身体を冷やす「陰」の食材
・野菜類
トマト、ナス、キュウリ、かいわれ、もやしなど
・果物
柿、キウイ、スイカ、梨など
・魚介類
しじみ、カニ、ウニなど
肉類
・馬肉など

これらの食材は身体を冷やす効果があるため、生で食すのは避けた方が良いかもしれません。
どうしても「陰」の食材ときは、「鍋料理」や「温野菜」にして食べてみると良いかと思われます。

全てではないですが白っぽい色の食材は身体を冷たくする食材が多い傾向にあり、黒っぽい食材は身体を温めるものが多いようですね。

 

(3)「住環境」で冷えを軽減する

冬場に欠かせない暖房ですが、いくらかけても「寒くて堪らない」なんてことはございませんか?

温かい空気は部屋の上方に溜まる性質があるので、足元が冷えてしまうことも往々にしてあるようです。
この対策として、「扇風機」を併用するのはいかがでしょうか。扇風機によって、部屋の空気が循環し温かい空気が下に流れるようになります。ただあまりに大きい扇風機だと、普通に風が寒いので小型のものを使うといい感じの室温を保てるはず。