辛ラーメンのスープを利用して、簡単プデチゲ

イラスト:北山 節子

米軍から流れてきたスパムやソーセージなどを、キムチチゲに加えたのが始まりと言われているプデチゲ。

具をあらかた食べ終わったら、残った汁にインスタントラーメンの乾麺だけを入れて食べたりする。このジャンキーな鍋は、韓国料理のなかでも、私がもっともハマった食べ物のひとつだ。

家庭で、コチュジャンをベースにして作ろうと思うと、甘くなりがちなので、ここはなじみの深い辛ラーメンの粉末スープを利用した簡単プデチゲを紹介したい。

ベースのスープは、辛ラーメン付いている粉末スープとかやく。もちろん最初からラーメンを入れても、〆に入れてもOK!

こちらのスープに、甘みを足したいなら、コチュジャンを好みで入れる。ラーメンを人数分用意してもいいが、2人用なら、ラーメン1つに対し、+鶏だしの素を使ったスープを加えてもよいだろう。

ぐつぐつしたところに、キムチや、もやしやねぎなど好みの野菜を加え、スパムやソーセージを入れていく。たまごを入れてもOK! ラーメンの代わりに春雨を入れてもヘルシー。

プデチゲの材料

・フランス産ランチョンミート(ポーク298円・チキン175円)や、スペイン産スパニッシュハム278円など

・丸大食品・あらびきレジェンヌ185g175円

・シャウエッセン(二個巻)379円

・伊藤ハムあらびきグルメポークウィンナー258円など

・キムチ400g148円~1kg278円

・コチュジャンは900gの大容量457円。(さまざまな韓国料理に使える。手持ちの焼肉のタレに加えるとおいしい)

・JUCOVIA業務用とろけるスライスチーズ185円(15g×15枚入り)を、食べる直前にトッピングしてもいい

・春雨

・スープを足すときは、鶏だしの素(185円)+お湯を加えてもいい

辛ラーメンで韓国風タンタン麺も

ひき肉をにんにく、しお、こしょう、しょうゆ、みりん、ゴマ油などで炒めたものをトッピング。スープにはピーナッツクリームを加えよう。ラー油や山椒のスパイスを効かせたら、さらに中華つぽくなる。

即席冷麺(農心・ふるる冷麺)

韓国と北朝鮮の頂上会談でも注目された冷麺。韓国では夏でも冬でも焼肉の〆として人気がある。

おうちで焼肉のあとに冷麺まで出せたら本格的。食欲のないときにも打ってつけ。業スーでは辛ラーメンと同じ農心の水冷麺(スープ冷麺)が108円と、 他のスーパーより30円~60円安く手に入る。

キュウリは千切りにして塩でもんでおく。大根は短冊切りにし、こちらも塩でもみ、甘酢(砂糖と酢)をふる。

トッピングにはゆでたまごを半分に切ったものを。冷やした梨のスライスもあり。辛くしたいときはキムチをのせる。ちょっと酸っぱめのキムチのほうが清涼感が出る。

農心のふるる冷麺は、小麦粉・テンプン・そば粉・植物油脂粉末・昆布粉末などで作られているが、日本そば(十割ではなく、二八くらいのそばがよい)そで代用してもおいしい。

実際、本場北朝鮮の平壌冷麺(スープ冷麺)の麺はそば粉を多く用いている。

チョレギサラダ

100円前後で買えるサンチュ(サニーレタスやグリンリーフ、ロメインレタスなどで代用可)で、焼き肉屋さんのサイドメニューでおなじみのチョレギサラダが簡単に作れる。

まずサンチュの葉を一口大に切っておく。

ボールに、以下のドレッシングを作っておく。多めなら二倍の量で作ろう。

・鶏だしの素185円(小さじ1)

・にんにくチューブ78円(1センチ)

・しょうがチューブ78円(1センチ)

・ごま油185円(大さじ1)

・すりごま78円(大さじ1)

・醤油(大さじ1)

・オリゴ糖(小さじ1)

オリゴ糖のかわりに、コチュジャンや、砂糖でもOK!

サッパリ食べたいときには酢(大さじ1)を加える。

調味料をよく混ぜ合わせ、ドレッシングを作り、一口大に切ったレタスを投入し、下からさっくりまぜる。食べる直前に混ぜるのがポイント。和食のごはんの付け合せサラダにも。

レタスだけでも充分なのだが、キュウリ、長ネギ(千切り)にんじん千切りをくわえると彩りもよく、さらに美味しい。