ブレーキが効かないほどの熱い感情ーーそれが恋

ここからは恋と愛について、それぞれ個別に分析します。まずは恋について、前出の有名な言葉「恋は盲目」(恋をすると無分別になる)を知らない人はいないでしょう。イギリスの小説家トーマス・ハーディ(故人)も「分別を忘れないような恋は、そもそも恋ではない」との名言を残しています。

思い返してみてください。恋愛初期の頃、身体は他の仕事・作業をしているはずなのに、頭に思い浮かぶのは恋人の顔。脳裏に張りついて、なかなか頭から消えてくれない恋人の顔。一刻も早く会いたいと思う、せわしない気持ちになることも少なくありません。

交際が始まる前にもそんな切ない気持ちを抱くことがあります。片思いのときは、相手の思いはどうであれ、なんとか振り向かせたい、自分に目を向けてほしい、興味関心を持ってほしいと必死になります。

自分を抑えられない、自分を律することができないーーそれが恋。「恋焦がれる」といった言葉もあるくらいです。心が焦げつくくらいジリジリと熱く、自分ではどうしようもないのが恋。自分の内部からマグマのような熱い感情があふれるのが恋の実態です。

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