『J・エドガー』に主演したレオナルド・ディカプリオと、クリント・イーストウッド監督(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.

レオナルド・ディカプリオが主演を務めるクリント・イーストウッド監督の最新作『J・エドガー』が28日(土)から日本公開される前に、本作についてイーストウッド監督が語る特別映像が届いた。

『J・エドガー』特別映像

映画は、1924年にFBIの前身である捜査局(BOI)の長官に任命され、後に連邦捜査局(FBI)の初代長官に就任。1972年に亡くなるまで8人の歴代米国大統領に仕えながら犯罪撲滅に務める一方で、その捜査手法や謎めいた私生活が物議をかもしたジョン・エドガー・フーパーの半生を、実話を基に描いた作品。

俳優の魅力を最大限に引き出し、圧倒的なクオリティと凄みを備えた傑作を次々と発表し続けるイーストウッド監督の新たな題材は、前世紀の米国史と光と影を背負う人物のひとり、ジョン・エドガー・フーバーだ。彼は長期に渡って活動しただけあり、その名は多くの人に知られているが、イースウッド監督も多くの人と同様に「彼についてあまり知らなかった。謎が多い人物だからね」という。果たして彼はどのような人物なのか? イーストウッド監督は事前にリサーチを行い、生前のフーバーに会ったことのある人への聞き取りも行ったそうだが「立場によって彼の見方は違う」と振り返る。

「彼を映画で描き、脚本家が集めた本を全部読んだ後でさえ、私には彼がまだ“謎の男”に思える」と語るイーストウッド監督は、ディカプリオとどのような“フーバー像”を創り上げたのか? 映画ファンでなくとも気になるところだ。

『J・エドガー』
1月28日(土) 丸の内ピカデリーほか全国ロードショー