日が沈むのが早くなり、夜が長く感じるこの時期は、プライベートのくつろぎの時間を満喫したいもの。しかし、部屋が手狭だったり、音が気になったり、あまり物が置けなかったりと、趣味の空間にはいろいろな制約がある。特に、音楽を楽しむなど、音が出る趣味をもつ人は、周囲に気をつかうものだ。今回は、そんな限定されたプライベート空間でも、安心して気兼ねなく音楽を満喫できるすぐれたデジタルを集めた。

紹介するのは、外出先でも狭い室内でも快適に音楽を制作できるコルグの小型・軽量MIDIコントローラ「microKEY25」と、防音性能にすぐれ、設置の自由度が高いパイオニアのホームシアターシステム「HTP-SB560」、インテリアとしてもおしゃれなアーバンユーティリティのBluetoothハンズフリースピーカーマイク「DJマイク UPMS-DJ1」だ。秋の夜長を最高のプライベートタイムにしてくれるまさに心の友と呼びたくなる頼もしいデジタルたちだ。

外出先でも狭い室内でも、本格的な演奏/音楽制作ができる25鍵モデル。軽量なモバイルモデルながら、「ナチュラル・タッチ・ミニ・キーボード」を採用し、タッチや弾き心地にこだわった。「オクターブ・シフト」と「キー・トランスポーズ」機能を組み合わせることで、MIDI規格上のすべての音域を演奏できる。

ドライバのインストールなどは不要で、PCとUSBケーブルで接続するだけですぐに使用できる。さまざまな楽器の音色を収録するソフトウェア・シンセサイザーや音を自由自在にアレンジできる編集ソフトなどの高機能ソフトのライセンスが付属するので、手軽に本格的な音楽制作を始めることができる。

テレビまわりにコンパクトに設置できるスリムな3.1chスピーカーバーシステム。横幅80cmのバータイプで、30~40インチのテレビにマッチする。振動や音漏れを低減する「マナーモード」は、寝室や書斎などプライベートな空間での利用に重宝する。

BluetoothとNFC(近距離無線通信)接続に対応し、スマートフォンやPCからのワイヤレス再生にも対応。iOS/Android向けのスマートフォン用アプリ「Pioneer Wireless Streaming」で、音楽に好みのエフェクトを加えたり、曲のテンポを変えたり、アレンジを加えたりして再生できる。

レトロなガイコツマイクのフォルムを再現したスピーカー。見た目通り、ハンズフリーマイクとしても機能し、スマートフォンやPCとBluetooth接続することで、ワイヤレスで音楽鑑賞や電話ができる。電源は、電池だけでなく、付属のUSBケーブルをPCやACアダプタに接続して給電できる。

モノラル形式ながら、L/R両側で音を出して音源のすべてを再生。スマートフォンを接続した状態で着信があると、スピーカーから着信音が鳴り、本体のファンクションボタンですぐにハンズフリー応答できる。手が離せない作業をしているときなどに便利だ。