聞き上手になるために、話の先取りは禁物

人間関係はコミュニケーションで成り立っています。話すことと聞くことが上手くできれば、いい人間関係を築くことができますよね。でも、それが難しいからこそ人付き合いに悩んでしまうもの。

たとえばサリーのクラスの転校生ユードラとチャーリー・ブラウンとの絡みでこんなシーンがあります。

ユードラ:「どの番組を見たらいいか分からないのよ……。それとも本を読んでた方がいいかしら?それに電話もかけなきゃならないし」

ユードラ:「また学校が始まれば、他にもやることができるでしょう……。そうやって人生は続いていくんじゃない?」

ユードラ:「ともかくお話できてよかったわ、チャーリー・ブラウン」

チャーリー・ブラウン:「ありがとう。話が聞けてよかったよ」

相手の話に興味を持つことは聞き上手になるための第一歩です。とはいえ、人によって退屈な話だったり、相手の話に我慢ならないときもありますよね。そんなときは「こういうことを言いたいんだろうな」と思っていても、極力話の先取りしないように注意してみて。

そこで話を遮ってしまうと、相手は「そうじゃないんだよ」「ただ聞いて欲しいだけなのに……」とイラッとしてしまうかもしれません。特にせかせかして気が短い人がやってしまいがちなので、聞き上手になるためにはある程度の忍耐力が必要と覚えておきましょう。

 

人に好かれたいときはどうすればいい?

好きな人ができると「相手も好んでくれていたら……」と、つい期待してしまいますよね。なかには少しでも相手に気に入られるよう、自分を大きく見せてしまう人もいるのでは?

ですが、こういった行動は以下のルーシーが天才ピアニストシュローダーの関心を引こうとするように、裏目に出てしまうケースがほとんどです。

ルーシー:「私の笑顔ってかわいいと思う?」

ルーシー:「笑顔がかわいいと言ってくれたことがないのね。シュローダー、私の笑顔かわいいと思う?」

シュローダー:「もちろんさ、世界が始まって以来、一番かわいい笑顔だと思うよ」

ルーシー:「ああいうけど、本心から言ってないのよね!」

ある男性Aも失恋ばかりして、結婚を諦めて一生独身で過ごそうと思っていたそう。ところがある日、彼の親友が徴兵で軍隊に入ることがきっかけで、「時々自分の彼女を連れ出して楽しませてやって欲しい」と男性Aに頼んだそうです。

男性Aは鈍感で魅力がない自分を気にしていましたが、友達の彼女を連れ出したときは彼女に気に入ってもらおうという気はなかったそう。むしろ気取ったりせず、くつろいだ気分で振る舞う彼の姿に、彼女は男性Aのことが好きになったとも。何事も自然体が一番ということですね。