Windows Server 2003のリプレース完了時期(日経BPコンサルティングの資料をもとに作成)

アイ・オー・データ機器(I・Oデータ)は、2015年7月15日に控えたMicrosoft Windows Server 2003のサポート終了に伴うサーバーの入れ替えに向けて、ファイルサーバー機能に特化したNAS「LAN DISK Z」の活用を提案するセミナー「効率的な投資による失敗しないファイルサーバー入れ替え術」を全国8か所で開催する。事前登録制で、参加費は無料。

日経BPコンサルティングが今年9月11~16日に実施した調査「Windows Server 2003サポート終了への対応状況調査」によると、Windows Server 2003を利用している回答者の3分の1(33.8%)が、リプレース作業の完了が「サポート終了より先になる」と回答。2015年4~7月のぎりぎりで間に合わせる企業が4割という結果だった。

サポート終了までにリプレースが終わらない理由は、「移行作業に必要な投資を行えないから、予算がないから」が35.5%で最も多く、次に「Windows Server 2003の台数が多いから」が24.1%、「移行作業に手間取っているから」が19.9%と続いた。サポート終了までにリプレース作業が終わらないことのリスクについては、6割強が「大きなリスクがある」「ある程度のリスクがある」と認識しているという結果だった。

こうした結果をもとに、I・Oデータは、セミナー「効率的な投資による失敗しないファイルサーバー入れ替え術」を全国8か所で開催する。11月5日が札幌、11月12日が仙台、11月19日が東京・秋葉原、11月26日が名古屋、12月3日が大阪、12月5日が金沢、12月17日が博多、12月18日が広島で、時間はいずれも16~18時。会場などの詳細は、ウェブサイトで確認できる。

特別協力する日本マイクロソフトのセッションでは、Windows Server 2003サポート終了後の問題点や、Windows Storage Server 2012 R2の魅力や有効活用するポイントを紹介する。I・Oデータのセッションでは、多くの企業が利用しているファイルサーバーの入替え方法を紹介する。

I・Oデータの「LAN DISK Z」は、NAS専用HDD「WD Red」をはじめ、安定運用にこだわったハードウェア設計、NASの状態を定期的に管理・確認する「NarSuS」機能、NASの導入から運用、入替え時までさまざまな保守サービスなどを提供。ハードウェア、ソフトウェア、サービスの「三つの安心」を提供し、ユーザー企業のビジネスを支援する。サービスには、ユーザーの悩みとニーズに合わせた「価格シミュレーションとデータ復旧サービス特約」を追加した。