第3旅客ターミナルビル外観イメージ図

ローコストキャリア、LCCを利用して旅する人は年々増加傾向にあるという。需要の高まりを受けて、成田国際空港ではLCC受入体制を強化するため、LCCターミナルを整備、「第3旅客ターミナルビル」として2015年4月8日オープンすることとなった。

成田国際空港株式会社のプレスリリースによるとLCCの国際線シェア率(発着回数ベース)は2013年度4.3% だったのが2014年度(4 ~9月累計)は 5.9%、国内線の伸びはもっと著しく、2013年度42.3% から2014年度(4 ~9月累計)は60.2%まで伸ばしている。また11月21日(金)より、成田空港はエアアジアの就航が決定。成田発クアラルンプールが2万円から販売されている。


LCCの魅力はなんていっても値段が安いことだ。お金があんまりないが、「旅がしたい」「どこかに安く行きたい」と思う人にとって、利用しない手はない。

 

筆者も先日、LCC春秋航空日本のバーゲンチケットを利用して成田と佐賀を行き来したのだが、なんと片道737円! 手数料など含めてもかかった金額は往復2500円程度。しかもまったくストレスを感じることがなかった。気になっていた機内環境も春秋航空日本は飛行機も新しいせいか、狭さを感じることなく、実に快適な空の旅だった。


LCCはたいがい基本料金だと座席指定、予約変更、手荷物預け、機内食が有料だ。「自分の選択」さえはっきりすれば、余分なお金をとられて、もやっとした気持ちになることがなく旅ができるのがいい。

そしてLCCを利用するお客様にますます「気軽な空の旅」を提案しようと、成田空港では2015年4月、LCC専用、第3旅客ターミナルができる。

 

外観(イメージ図)

 

本館2Fチェックインロビー(イメージ図)


新ターミナルは3階建ての本館と2階建てのサテライトからなり、延べ床面積は約6万6千平方メートル。


建物内には国内空港最大のフードコートを設置(座席数400席程度)。寿司、そば、うどん、ハンバーガー、カフェなどバラエティに富んだ店舗が並び、深夜~早朝時間帯も休憩スペースとして過ごすことができる。ほかにも免税店ストアや、書店、コンビニなども併設。地上約15mから「空中散歩」気分を味わいながら、行き来する航空機を見下ろすことができるブリッジもできるとのことで、出発前の時間の楽しみ方が大きく変わりそうだ。

 

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます