いろいろな求愛の言葉が飛び交います。
告白が成功すれば「オ~~~!」、失敗すれば「ア~~~」と沸き立つ会場。
次々とカップルが成立し、照れながらも手をつなぐ姿はうれしさで一杯です。



 

 
男子の告白がひと通り終わり、淳さんが女子からの逆告白を募ると、手を挙げる女子が少なくありません。
「スタッフさんでカッコいい人がいたんです!」という女子2人が、石川遼くん似のカメラマンに挑むも、「僕、彼女がいるんで……」と撃沈。淳さんは「いいじゃないか、ふられたって。肥やしになるんだから」と慰めます。
この他に女子の告白を断るツワモノ男子も数名いて、本誌スタッフ(男性4名)は「こここここ断ることなんてあるの!? ウ、ウソだろーッ!」とむやみに騒いでしまいました。
また、「人生で初めて告白しました……」と告白が成功して、嬉しさのあまり泣き出す女子の姿も……。ウブです! なんとも初々しい光景に、会場一同から大拍手!

そして誕生したカップルは28組!

最後は淳さん自らカメラを向け、生まれたてのカップル28組がマスクをはずしてのご対面。顔を見合わせるなり、はにかむ男女に「この照れ笑いがたまらないんだよね~」とニヤつく淳さん。確かにそれは「何かが始まる瞬間」で、何組でもおかわりできるような、微笑ましく、そして清らかなひと時でした。


この日記者が印象的だったのは、話し相手が見つからず、スマホを手にネット放送を通してツイッターで呼びかける大勢の女子を見ていた時のこと。「生の出会いを求めに来たのに、なんか寂しいですね……」とポツリ呟くと、淳さんは「そんなことないよ」と言ったのです。

「確かに直接会う方がいいかもしれないけど、あの子達は誰かと出会おうと努力してるんだから。フォロワーが増えるかもしれないし、何もしないよりは絶対いいでしょ」

何か自分でアクションを起こさなければ、出会いは始まらない――。
そんな当たり前ではありながらつい忘れてしまう事実と、一歩踏み出す大切さを改めて噛み締めました。

次はあなたの街に「淳の休日」がやってくるかもしれません! 

すずき・たくみ 1974年、神奈川県生まれ。リリー・フランキーが主催する「日本美女選別家協会」への参加をきっかけにライターに。最近のおもな仕事は『ONE PIECE STRONG WORDS』(集英社新書)の構成など。芸人関係の取材が多く、近頃は「東京吉本若手漫才協会の興行で、要職に就く漫才師ロシアンモンキーがどれだけスベるか」の公式監視役も務めています。 

過去の記事