横浜の刑務作業の名産は「うどん」

懲役刑とは、単に拘禁するだけでなく、罪に対する代価として刑務作業を強制される刑罰という意味。
受刑者は土日を除く週40時間、居室から毎朝通勤するように施設内の工場へ行き、作業着に着替え、外国人の区別なく様々な物を製造・加工している。
 

鎌倉街道から一本道を入ると正面にゲートが。予想外の明るい雰囲気!
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「矯正展」とは、全国の刑務所で互いにそれらの製品を一堂に集め、“地域社会とともに歩む矯正施設”というテーマで一般市民に販売するイベントだ。横浜刑務所では毎年11月上旬の週末、隣の公園で行われる「こうなん子どもゆめワールド」とあわせて開催される。

 
開場前の行列
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9時30分、港南区長、横浜刑務所所長、少年鑑別所所長らによるテープカット
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刑務所ごとに作る物がわかれ、横浜刑務所は「麺類」「中華鍋」「家具」「印刷」「洋裁(各種作業服等)」だ。印刷では官公庁の印刷物や年賀状も刷っている。

刑務作業には専門技術を身につける生産作業のほか、洗濯・掃除や毎日数千食の食事作り、社会復帰後に活かせる資格や免許取得のための職業訓練も含まれる。刑務所ごとに建設機械、板金、測量、情報処理技術、美容など取得できる技能が指定され、横浜は溶接技術。中華鍋の製作に役立つ技術だ。

会場は3つ。福祉施設やボランティア団体からの出店もあり盛りだくさん!
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とにかくすごい人、人、人。刑務官の姿も多い
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買い食いもOK。復興支援の仙台牛タン焼にも長蛇の列だったが・・・
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麺の塩加減が絶妙
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何と言ってもここに来たら食べたいのは、横浜刑務所の名産「うどん」。

刑務作業で麺類を作っているのはとても珍しい。1杯150円。麺の塩加減が絶妙においしい。

迷わず“買い”! 
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ほとんどの時間、何かしらステージで演奏やダンスがある
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