刑務所内の施設見学コースは必見!

目の前にそびえる塀は、やっぱり高い
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人気なのは、「矯正展」の期間中のみ刑務所内に入れる施設見学。
見学時間は15分間、30人1グループで回る。

中に入ると荷物はすべてロッカーに。写真撮影はもちろん禁止。大勢の刑務官の目に、空気も緊張。

法曹関係の研修と違って、このコースでは受刑者の姿を目にすることはない。
所内の建物は、1階の廊下側を含むすべての窓に鉄格子がはまった高校校舎、というイメージ。

印刷、家具を作る木工工場を見たが、独立した建物ではなく、大きな理科室という感じだった。
印刷業務は30人。平成24年度ソフトボール優勝のトロフィーがあった。運動会は準優勝。
木工工場は45人で運動会は優勝。家具3点セットは昔の話で、今はドールハウスも作っている。
「競技大会などで競わせ、充実感を得させる」と技能の説明時に出た矢鳴さんの言葉を思い出す。
壁のパネルには、手や色付きの札による無言の合図方法が書かれていた。便所での交談も禁止とある。

建物と建物の間には、職員手作りの庭「洗心園」があり、石に「更生改善」と一文字ずつ刻まれていた。「真人間になってほしいという願いだ」とガイド役の刑務官は言う。

風呂は3ヶ所あり60人ずつ15分間。夏は週3回、冬は週2回だそうだ。蛇口には番号がふってあり、壁のパネルには“上がり湯2杯”“洗髪4杯”等々細かな規則が記されていた。“反した場合は不利益な処遇”という文字も。

「矯正展」会場にあった独居房のモデル。右下はトイレ
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書道、絵画などのクラブ活動もある
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刑務官は見学コースの最後に、公開の意味を「刑務所は受刑者を社会復帰させるための更生施設でもあります。刑務所の中で何をしているのか理解してもらい、もし周囲に刑期を終えた人がいても刑務所から来たのだという目で見ず受け入れてほしいからだ」と結んだ。

受刑者がいる気配をまったく感じなかったが、工場が休みの週末、みな何をしているかキニナル。
「一日テレビを見ている人もいれば、本を読んだり勉強をしたり」(矢鳴さん)だそうだ。

取材を終えて

折り紙(千葉刑務所)、新発売のスティック洗剤(横須賀)、うどん(横浜)、どれも100円前後
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刑務作業の製品のクオリティはどれも非常に高かった。そして音楽が鳴り響く「矯正展」の明るい会場と、施設見学で見たシ~ンと静まり返った刑務所内の差が印象的だった。

どれも貴重な経験でもあるので、ぜひ一度行かれてみてはと思う。

 

※本記事は2012年12月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。

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