前田遼一(ジュビロ磐田) (C)J.LEAGUE PHOTOS 前田遼一(ジュビロ磐田) (C)J.LEAGUE PHOTOS

J2リーグ戦も残り2試合。『2014 J1昇格プレーオフ』を賭けた戦いが熾烈を極めている。

2014 J1昇格プレーオフ 決勝 チケット情報

ご存知の通り、すでに1位・湘南ベルマーレと2位・松本山雅FCが自動昇格を決めている。J2リーグ3位から6位が、『J1昇格プレーオフ』に出場するのだが、3位・ジュビロ磐田・勝点66、4位・ギラヴァンツ北九州・勝点65、5位・ジェフユナイテッド千葉・勝点62、6位・モンテディオ山形・勝点61、7位・大分トリニータ・勝点60、8位・コンサドーレ札幌・勝点57、9位・ファジアーノ岡山・勝点57、10位・京都サンガF.C.・勝点56と、混戦模様である。しかし、北九州はJ1ライセンスを持っていないため、6位以内に入っても、プレーオフには出場できない。3つないし4つの枠を7チームが争っているのだ。

磐田は11月15日(土)・ホームで迎える山形戦で引き分け以上の結果を収めるか、大分がカマタマーレ讃岐に勝たなければ、6位以内を確定させる。だが、名波浩監督にとってプレーオフ出場は目標ではないだろう。4試合連続引き分けに終止符を打ち、勝点3を手にして、PO出場の最上位を決めたいはずだ。プレーオフは通常、3位×6位、4位×5位の準決勝を経て、決勝が行われる。北九州が6位までに入った場合、出場圏内の上位1クラブはシードされ、下位2クラブによる準決勝の勝者と決勝で対峙する。

2012年は6位の大分が下克上を果たした。昨年は4位の徳島ヴォルティスがJ1昇格を決めた。何が起こるかわからないプレーオフでは、是が非でもシード権がほしいところ。北九州が連敗し、大分が連勝すれば、4チームによるプレーオフになるが、準決勝のホーム開催権とドローでも勝ち上がりとなるアドバンテージが手に入る。

何よりもチーム状態を上げたい。前田遼一や駒野友一、松井大輔、伊野波雅彦ら日本代表経験者たちには、10月11日以降白星から遠ざかっているクラブに勝利をもたらす仕事が求められる。

前節、8試合無敗がストップした千葉だが、ショックはない。22位でJ3降格となったカターレ富山、21位・讃岐との残り2節を連勝で飾り、プレーオフに突入したい。

ここ5試合で4勝1敗の山形は次節・磐田戦が鍵を握る。7位・大分との勝点差はわずかに1。前節、アディショナルタイムに2失点を喫した大分は、前記の通り4試合勝利なしの讃岐との対戦だ。磐田戦のターゲットはもちろん勝点3である。

札幌、岡山、京都は勝ち続けるのみ。特に京都は2年連続3位ながらプレーオフで敗退を余儀なくされた。25得点で得点ランキングを独走する大黒将志を中心にゴールを重ね、ライバルたちの結果を待つしかない。わずかな可能性に賭けるためにも、勝点6が必須だ。

『2014 J1昇格プレーオフ』決勝のチケットは11月15日(土)午後11時59分まで先行先着「プリセール」発売中。11月16日(日)午前10時より一般発売。

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