最強にパワーアップして帰ってきた、キャラクターたち

ボブのヒーローへの未練や葛藤、ピンチや活躍を中心に描いた前作『Mr.インクレディブル』に比べ、家族1人1人に、きちんと丁寧にフォーカスされています。

前作ファンへのごほうびか、と言うぐらい、それぞれのキャラクターが全員、魅力倍増で帰ってきた本作。

前作では描き切れなかった心情やキャラクターの本質など、続編ならではの魅力や満足感がギュッと詰まっています。

現実的でしっかり者のスーパーママ、ヘレン

 

『インクレディブル・ファミリー』

家のことを夫に託し、ミッション遂行に邁進するヘレン。

離れていても家族を思いやり、常に家の中のことを気にかけています。

いかに常にマルチタスクで、家中の事や子供たちの事に目を配り、良い母、良い妻であったか。

現実的な考え方や、時代の変化への適応力も、夫のボブより優れているのかも?

そのスーパーママぶりが、本作ではより、しっかりと描かれていました。

魅力大爆発!最強の末っ子ジャック・ジャック

とにかく可愛らしく、観るものをキュンとさせる、ジャック・ジャック。

慣れない育児に奮闘中のボブの前で、ついに驚異のスーパーパワーが覚醒します。

前作や、短編『ジャック・ジャック・アタック!』ですでに知られていたパワーを、本作で初めて、家族が目の当たりにするのです。

天使みたいに可愛い瞬間と、突如として手が付けられなくなる瞬間が、目まぐるしい赤ん坊。

その様をユーモラスに、秀逸に誇張した能力を持つ彼は、育児の大変さを象徴する存在でもあります。

ジャック・ジャックに振り回されるボブの疲労困憊ぶりには、育児を経験した人ならもちろん、そうでない人もついつい笑って共感してしまう事でしょう。

「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます