左から「dynabook Tab S90」「dynabook Tab S80」「dynabook Tab S68」

東芝は、業界初の「アクティブ静電結合方式」を採用し、紙のノートに書くように文字が入力できるWindowsペンタブレットの新製品として、10.1インチの「dynabook Tab S90」と「dynabook Tab S80」、8.0インチの「dynabook Tab S68」の3機種を12月下旬から順次発売する。

ワコムが開発した「アクティブ静電結合方式」を採用した新方式のタッチコントローラとペンを採用し、ペン先位置を高精度に特定する独自の技術や敏速に筆跡を表示する技術によって、ペンを傾けたり、すばやく動かしたりしてもペン先がずれることがない。2048段階の筆圧検知機能に対応し、太さや濃淡を鮮明に表現。小さな文字でも紙に書くような書き心地を実現する。

付属アプリケーションには、会議や勉強に役立つ「Truシリーズ」の手書きノートアプリ「TruNote」、キャプチャアプリ「TruCapture」、ボイスレコーダーアプリ「TruRecorder」を標準搭載する。

「TruNote」は、電源をオンにするとすぐに起動。メモは紙のノート100万ページ分を保存でき、書き込んだ文字や図形を手書きで検索する機能を搭載する。手書き文字をテキストデータに変換してメールで送信でき、手書きの図形や表などのOffice形式への変換にも対応している。

「TruCapture」は、本体のウェブカメラで撮影したホワイトボードや黒板、雑誌などの画像データを自動的に補正し、「TruNote」で使えるようにするアプリ。「TruRecorder」は、本体のマイクで録音した音声から、最大10人までの話し手を識別でき、録音データ再生時に話し手ごとに色分けして表示し、特定人物の発言の再生や、再生スピードの変更ができる。

ペン入力による手書きでのログオンができる「東芝サインログオン」や、本体をPCのセカンドディスプレイとして利用したり、PCの動画をワイヤレスで本体のディスプレイに表示したりできる「東芝スクリーンミラーリング」機能を搭載。プロ並みのイラストを描くことができる「Sketchable」、お絵描きソフト「FreshPaint」を搭載する。

「dynabook Tab S90」と「dynabook Tab S80」は、CPUにインテルAtom Z3735Fを採用し、タッチパネル対応10.1インチワイド液晶ディスプレイ(解像度1280×800)、2GBのメモリ、64GBのフラッシュメモリ、Microsoft Office Home and Business 2013 SP1、年賀状作成ソフト「筆ぐるめ 21 for TOSHIBA」を搭載する。

無線通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0。OSはWindows 8.1 with Bing 32ビット。バッテリ駆動時間は約7.0時間。サイズは幅258.8×高さ9.1×奥行き175.0mmで、重さは約565g。

「dynabook Tab S90」は、Bluetoothキーボード付属モデル。価格はオープンで、実勢価格は8万円前後の見込み。「dynabook Tab S80」の価格はオープンで、実勢価格は7万円前後の見込み。

「dynabook Tab S68」は、CPUにインテルAtom Z3735Fを採用し、タッチパネル対応8.0インチワイド液晶ディスプレイ(解像度800×1280)、2GBのメモリ、64GBのフラッシュメモリ、Microsoft Office Home and Business 2013 SP1を搭載する。

無線通信機能は、IEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LANとBluetooth 4.0。OSはWindows 8.1 with Bing 32ビット。バッテリ駆動時間は約7.5時間。サイズは幅132.0×高さ9.6×奥行き210.7mm、重さは約395g。価格はオープンで、実勢価格は5万円台後半の見込み。